総選挙と福島危機
この度の総選挙で最も嘆かわしいことは福島原発事故への対応が全く取り上げられないことです。 10日、お会いしたことのない方から心強い下記メッセージが寄せられました。 [選挙で一番に掲げて欲しかったのは、東京五輪を返上して福島原発の事故収束に集中すること!だと、九州電力本社前でテントを張って頑張っていらっしゃる方にメールをしました。二号機問題をはじめ多くの問題が山積みしていて、これ以上、うそを許しておいていいのでしょうかと! 村田様が前から多方面に、福島原発の現状や危機を発信しておられることもメール致しました。戦争をあおったり、再稼働をしている場合じゃないです。 世界の知恵・英知を結集していただきたいです。 これからも発信を、よろしくお願いいたします。] ご報告した10月9日の日テレNNNドキュメント「放射能とトモダチ作戦」 は被害者米軍兵士たちが置かれた悲惨な状況を伝えており、多大な衝撃を与えるものです。 放射能の恐ろしさが改めて実感されます。 原子力の破壊力、不道徳性、罪深さを立証する貴重な資料です。 同資料の英語版は全世界に拡散され、福島原発事故への関心を高めるものと思われます。 11日、竹本修三京都大学名誉教授から下記のメッセージが寄せられました。 [私が心配するのは福島第一原発は、2011年3月11日の超巨大地震の余震域に存在することです。 このことは、今後百年以内に福島第一原発の直下でM7クラスの余震が発生する可能性は極めて高いということを示しています。 私は、いまだに福島第一原発に大量の放射線廃棄物デブリが残されていることにハラハラしております。 福島県庁は、東電に放射線廃棄物デブリを一刻も早く福島県から撤去するよう要求し続けなければなりません。 私は福島県民が2度と放射線汚染の苦しみを経験してはならないと強く思っています。] 日本の命運が福島第一を襲う地震、津波、台風、竜巻等の天災に大きく左右される現状を改めて認識することが望まれます。 村田光平 (元駐スイス大使)
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