３日の朝、風除室に褐色の野鳥がうずくまっていました。夏の間、山で暮らしていたウグイスが降りてきて、森や街中でう舌打ちに似たウグイスの地鳴きを聞くことが多いので、ウグイスだろうと判断しました。（十代のころ、ウグイスとメジロを飼っていたことがあるので。）保護してみると、自力でしゃんと立つことも、飛ぶこともできないのですが、目はしっかりとしているので、死ぬことはなさそうだと判断しました。（保護しても死んでしまう鳥は、すでに目から生気が抜けていますよね。）
　おそらく風除室の透明アクリル板に衝突したのでしょう。ショックで動けなくなっているのです。しばらくしたら元気になるかもしれません。
　（風除室というのは玄関より外にもう一つの入り口を作って、いきなり雪や混ぜが室内に吹き込まないようにした北国ならではの工夫です。壁が温室のようにガラスやアクリル板のため、住宅では花鉢を置いて温室がわりにしたり、スーパーなどではカート置き場や花売り場にしたりします。我が家も風除室があるのですが、鳥はそこに衝突したらしいのです。）
　はじめウグイスと思ったのですが、ウグイスより顔がかわいい。見てください。ウグイスの目はもっと小さくて、目の上に三日月型の眉毛のような白斑があります。
　ジョウビタキとかルリビタキなどヒタキの仲間は目がぱっちりしているので、これはヒタキ類の雌なのかもしれません。
　とにかく、意外と元気なので、外に放してみました。少し飛んで畑に落ちたのですが、しばらくするといなくなってしまったので、きっとショックから回復して飛んでいったのでしょう。