形成外科の診断、抜糸と無事済、顔面の骨折は自然治癒に任せることにしました。
しかし転倒した前後の記憶喪失が気になり相談すると、失神は不整脈や血流の一時的な低下で起こることが多いとのこと。そこで循環器科の検査も受けることにしました。頸動脈の超音波検査と24時間の心電図と徹底検査。その結果、特に異常は見当たらず。
ひとまず安心と家族に報告すると、今度は妹が、つい最近ある講習で聞いた話で“てんかん”かも知れないと言い出し、家族全員に押され「てんかん」の検査も受けることになりました。
さいわい近くに“てんかん”専門の病院があり、予約を入れると二・三ヶ月待ちとのこと。妹が受けた講師に相談したところ、特別に一週間後の予約が取れ、昨日検査を受けてきました。
受診前に症状ばかりか、本人や家族の病歴、食生活など十数ページの問診票を書かされ、それから医師の最初の診察、そして血液の採取、脳波の測定、MRI撮影を受けることに。
脳波の測定は、24本の電極を頭のあちこちに取つけ、睡眠薬を服用し睡眠中に脳波の記録を取るもの、まるで頭の中を覗かれるような気分。変なことを思い浮かべてはまずいかな等と思っているうちに眠りに、二度ほど自分のいびきを聞いたような気がしましたが、「はい、終わりました」の声でさわやかに目覚め。
次のMRIは、検診台の上にベルトで固定され、特に頭は耳をふさぐパットで両側から強めに固定、「道路工事のような大きい音がしますよ」と注意され、いざ開始。確かに削岩機でアスファルトを砕くような音かと思えば、ドラム缶と石油缶を交互に叩く2拍子など数種類の猛烈な音に、もしこれが拷問だったら発狂してしまうだろうな等と思いめぐらしている内に、先ほどの睡眠薬が残っていたのか、また寝込んでしまい、撮影が終了し検診台が動き始めたその振動で、お目覚め。
最後に、それぞれの検査結果を見て専門医からの説明。
「結論から言えば“てんかん”の兆候は見られませんでした」
「何ぁんだ!」
要した時間4時間30分、診療費は保険適用で11,870円
高いのか安いのか、いろいろと初体験をさせてもらって、安心をもらえれば、安かったのかな?
バインダー「年寄りの冷や水」
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