混迷の「無理しないでね」
10/20の退院後、この間いろいろな方々から一番寄せられたお見舞いの言葉が「無理しないでね」でした。いろいろな面で無理を押してあれこれやりたいことを追求して生きてきました。ですから無理でない状態が自分では自覚しきれず、『だらだら』 『ぼちぼち』といいながら皆さんのお見舞いのお気持ちに応えたいと新たな無理を志向してきた感があります。
私は本来お酒が好きで「お飲みになりますか?」 と問われると 「私は几帳面ですから」と答えます。 質問された方はいぶかしそうに 「はあ・・・?」 と小首をかしげます。 「年に2日か3日くらいついうっかり飲み忘れることがあります」 「アッハッハッハ。だから几帳面・・・納得」 と合点が言って笑っていただいて…などという会話をして面白がっていました。 それが発病した10/1を境に飲酒をやめました。 発症の原因が高血圧によるものとDr.から診断されたので、それならばいっそのことと飲酒の習慣をおしまいにしました。 これが「禁酒」と宣言をするとけっこうストレスになるので禁酒という言葉は使わず 「今は『飲酒は休憩中』です(飲もうと思えばいつでも飲めますが)とりあえず飲酒は休憩中です」と周囲に伝えていました。
「それって結構無理していませんか?」これがきっかけで飲みたいときには少量飲むのもありということにしました。 一度禁を破ると堰を切ったように飲酒の習慣が連日戻ってしまうのでは…と自分でも不安はあったのですが、不思議と悪魔のささやきには発展しませんでした。飲酒に関しては無理をしていない自分の立ち位置はここら当たりと自覚を新たにしています。 今日までの間に3~6回ちょこっと飲みました。ちょっと飲んでみたいなという日はたまにあるもので、そんなときにはその気持ちを押し殺したりはぐらかしたりせず「休憩時間おしまい」とちょこっと飲みます。ある程度の量を超えて飲んだら歯止めが簡単に効かなくなることは経験上百も承知の助ですからちょこっとの処で打ち止めにします。
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