正月に息子夫婦にクロスバイクを譲り渡しました。

　未練はあったのですが、相次ぐ事故で、家族全員から「やめろ」「やめて」の大合唱で抵抗しきれずの決断でした。

　振り返ると、一昨年の11月に購入し1月に最初の転倒、その後2回転倒して異常に気付き総合病院で検査、生涯初めての手術と入院。そして10月にまた原因不明の転倒、脳と心臓の精密検査をしたが解明できず。それ以降は乗車を控えていましたが、やっと踏ん切りをつけ手放すことにしました。ちょうど1年間の挑戦でしたが、老いには勝てずの撤退です。

　購入して初めて乗った時、ママチャリとの違いに戸惑いもしましたが、慣れるにつれ自分の体力、特に反射神経の衰えも考えず自転車の性能に任せて飛ばし続けていました。その最たるのが、よみうりランドの下り坂で時速60.1キロを出して悦に入ったり、週3回通うアルバイト先への所要時間の記録更新を目指したりと楽しんでいました。半面心のどこかで年甲斐もなくこんなことをしてて大丈夫かなと、ふと感じることもありました。
　まあ大事に至らず、やめる切っ掛けができたと、ほっとしている面があるのも事実です。

　約1年間で2,735キロ（ＪＲの路線でなぞると宗谷岬から博多まで）を走破。60代最後の青春を謳歌させてもらいました。
暮れに感謝をこめて、チェーンに錆止めのオイルを塗り、ボディーを隅々まで磨き上げました。




バインダー「年寄りの冷や水」
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