情報通として知られる知人より広瀬隆氏講演会の要約と末尾のコメントが寄せられました。
要約については広瀬氏の了承を得ております。
萬人が認める広瀬氏の知見に立脚する重大な警告に戦慄を覚えます。
国民の総力を結集して対応することが緊急課題となりました。
皆様のご尽力をお願い申し上げます。
村田光平
(元駐スイス大使)
日本の終わりは、目の前まで来ている!! 引用元:広瀬隆氏講演会 第一部
* 現在でも福島第一(1F)から毎時1000万ベクレル、1ヶ月で72億ベクレルの放射能放出。 * 溶融燃料は地下に落ち、地下水を汚染し、海に流れている。 * 1F排気塔の倒壊で、筒内部にたまった100兆ベクレル以上の放射性物質が飛散する。 * 1Fのそばを走る双葉断層でM7.9の内陸直下大地震が起きる可能性あり。すでに2016年11月22日福島県沖でM7.4の大地震が起きた。 * 1Fは汚染水が88万トン。1立方メートルで88万メートル、富士山の233倍の高さ。 * 2013年7月の測定 双葉町住宅地 460万ベクレル/m2。大熊町で320uSv/h、通常の1万倍。 * 福島県が原発事故関連死者(津波死者は除く)が2000人を越えた。 * 福島県は7割が森林。除染しても山から流れてくる。除染は不可能。 * 除染工事で収賄の疑い。業者も官僚も腐敗しきっている。最も悪質なのは環境を守るべき環境省で、日本中に放射性物質を散乱させている。 * 耐用年数3年のフレコンバッグが破れ、草木が生えている。富岡町海岸の広大なフレコンバッグ仮置き場は津波が来たら終わり。 絶対にマスコミは報道しない。 * ヨウ素131の半減期は8日、1ヵ月でほとんど無くなるから安全と思ったら大まちがい。一度傷つけれた甲状腺は3-5年後にがんになる可能性大。 * 2017年3月。190人の甲状腺がん患者が出ていて、把握されている手術数は125人、80%近くがリンパ節転移。さらにそのうち数十人が肺転移。 * 妊娠中、胎盤を通じて胎児の甲状腺にヨウ素が集まる。出産後、母乳からヨウ素を赤ちゃんに送る。母乳が汚染されたら極めて深刻。 * 肺転移の治療は高濃度の放射性ヨウ素を服用。治療中は隔離病棟に隔離され、医療関係者は近づけない。嘔吐しても患者が自分で片付けなければならない。 * 県外の患者も多い。甲状腺がん患者は沖縄・九州を除き急増中。 * 1Fからはトリチウム(三重水素)が大量に放出されている。水と分離不可能。人体の有機物と結合し長期に渡ってベータ線を放出する。半減期12年。 * トリチウムは不活性のヘリウムに遷移するため、炭素、酸素、窒素、リンなどとの結合が切断され、染色体異常が起きる。 * トリチウムは処理できないから薄めて海に流せばよいと、政府はとんでもないことを言っている。 * 福島県内の8割の小中学校が4万ベクレル/m2、19校が19万ベクレル/m2。そんなところに5年以上も子どもを通わせている。 * 次の原発事故に備えてN100防毒マスクを各人が持つこと。万一に備えて、子どもや若者はパスポート・海外ビザを取っておくこと。 * 450人のトモダチ作戦兵士が東電を訴えている。すでに7名が死亡。 川内・伊方原発が爆発したら、日本中が風下にいた彼らと同じ運命にあう。 * バンダジェフスキー氏によれば、チェルノ事故23年後、ベラルーシの死因の54%は心臓病、がんは13%。心筋梗塞が日本でも急増中。 * 車のエアフィルターの汚染。空間線量が同じでもシアトルよりも東京はホットパーティクルがかなり多い。空間線量が低くても安心できない。 * 人口密度は、日本はベラルーシの6.8倍、東京都は123.4倍。より深刻な被害が予想される。 * 2013年は2011年に比べ、とくに血液関連疾患が増えている。 * 杉並区の広瀬宅の庭のセシウム汚染は17160ベクレル/m2、近くの公園は92235ベクレル/m2。 * ベラルーシでは事故8年後、30キロ圏内の4割が白内障になった。日本でも増加中。 * 放射線のエネルギーは、セシウム137では人体内の分子結合エネルギーの10万倍、プルトニウム239は100万倍。 医療用のX線の10-100倍。体内の分子をずたずたに引き裂く。 * 福島県の漁港で水揚げされた魚は9%、大量の魚が県外で水揚げされている。 * 魚介類の汚染は事故前の1000倍以上。 * 特別な注意を払わず大手食品会社の食品や外食に頼っていると、100ベクレル基準のものを食べることになる。 * 川の水自体に汚染は検出されなくても、麻布を漬して測定すると放射性微粒子が吸着されて高濃度の汚染となる。体内の繊維に大量に蓄積されるのは明らか。 |
福島のいまと岡山のこれから 引用元:広瀬隆講演会 第二部
* 熊本大地震を始め九州で頻発している地震は、日本最大の活断層・中央構造線の上で起きている。 * 川内、伊方原発とも中央構造線からわずか数キロで、直下型地震の危険性が非常に大きい。 * 高知大学の岡村眞・地質学教授も中央構造線の危険性を指摘。 * 東日本大震災は130キロの沖合いだから何とかなった。直下型地震では原子炉を緊急停止する時間がない。停止できてもメルトダウンの可能性大。 * 外部電源が必要だが、福島のように送電鉄塔が倒れたらお手上げ。 四国電力、電源開発の火力発電所は復旧するまで400日以上かかる。 * 事故が起きれば偏西風で放射能雲が日本中に拡がり、瀬戸内海も日本海も壊滅する。 * 原子力業界は直下地震の耐震性はM6.5までしか耐えられないと明言。しかしM7を越える地震がすでにいくつも起きている。 * 上下動が重力加速度980ガルを越えると、地上にあるものは宙に浮く。配管は破断する。 * 2008年 岩手・宮城内陸地震(M7.2)では大崩落で山がまるごとひとつ消た。上下動4022ガルを記録し、ギネス認定。 * 川内・伊方の加圧水型原発は圧力が高く、たった20分でメルトダウンする。 * 両原発ともせいぜい650ガルの横揺れまでにしか絶えられない。 縦揺れの耐震性は半分ぐらいで弱い。 * 三菱製蒸気発生器は欠陥があり、米サン・オノフレ原発は閉鎖になった。同じものが関西の原発で使われている。 * 世界中で起きている激しい地殻変動・大地震は少なくとも今後、半世紀は続く。 * 裁判長同士が手を組んで稼働差し止めを妨害している。人事権を握っている。司法が巨大な犯罪者集団を形成している * このような状態を続けていると、日本の終わりは、目の前まで来ている!! * あきらめてはいけない。岡山では、何としても、伊方原発を即時閉鎖しなければならない。使用済み核燃料をドライキャスクに移させ、同時にヨウ素剤の配布準備を進めるべき。 * 為せば成る 為さねば成らぬ何事も 成らぬは人の為さぬなりけり 上杉鷹山 |
広瀬さんは、年内にもまた原発が爆発事故を起こして日本は壊滅する可能性が高いと主張されていますが、全く同感です。
原発事故の懸念を見事に的中させた広瀬さんですが、今回の予想も残念ながら近い将来現実となるでしょう。
M7級の地震がすでにいくつも起きているのですから、稼働中の川内、伊方原発、あるいは原発銀座の近くで大地震が起き、原子炉の爆発で日本中が汚染されるのは時間の問題です。
直下型地震ともなれば、福島など比較にならないぐらい悲惨な事故になるでしょう。
福島の事故から何一つ学ばず、何一つまともな対策はしていないのですから、また事故が起きるのは当たりまえです。
あなたが考えているよりも、事態ははるかに、はるかに、はるかに深刻なのだと思ってください。