先週2~3日晴天が続きました。土曜日は晴れのち雨という予報。気温も高めです。雪のトレッキングに行きました。
鳥海山二の滝の氷瀑へと思ったのですが、天気の急変も予想され、1時間だけ歩いて昼食にし、かえって来ようという計画。
途中、月光川(がっこうがわ)で鳥海山を撮りました。ここは映画「おくりびと」の撮影地です。石の橋(旧朝日橋)や、主人公がチェロを弾いた土手はここです。
椅子はチェロを弾いた土手に置かれています。時々入れ替えるようですね。訪れた人への招待席です。(因みに、撮影は偏光フィルターを使っています。山の雪にフォーカスしたので、空が黒くなりすぎてしまいました。プロが撮る山岳写真はなぜあんなに空が濃いのかと思っていたのですが、こういうことだったのですね。)
二の滝への道は、手前の一の滝までは車が入れる林道です。しかし、冬は閉鎖されて途中までしか行けません。その道を歩こうというわけです。車を降りるころ気温はなんと6℃でした。駐車したのは杉林の中で、枝についた雪の塊がしきりに落ちています。帰るころには車の屋根がへこんでいるかもしれなしと覚悟して出発しました。
せっかくスノーシューを用意したのに、下山してきた人が「道は踏み固められていて、スノーシューは要らない」と忠告してくれました。でも、まあ練習だからとスノーシュー装着です。
例年だと、テンやキツネ、リスなどの足跡に出会えるのですが、どういうわけかノウサギの足跡しか見ることができませんでした。というわけで、以下はノウサギの足跡特集です。
前足をそろえてついてよいしょと跳ぶので、大きな後足の足跡が前につくのはご存知の通りです。
堅雪の上の足跡。肉球がわかります。ノウサギの足は天然のスノーシューですね。うしろに丸い糞、暖かいので雪に沈んでいます。
前後とも足跡が3つ並んでいます。体の向きを変えるために踏み変えたのでしょう、ステップターン?キックターン?どっちだっけ?
雪原を2人の人がスノーシューで渡った跡。並行してウサギも歩いています。ウサギが歩いたのは夜だと思いますが。
庄内地方では、強い風に吹かれた雪の塊が卵焼きやバウムクーヘンのように転がりながら太ってゆく現象があります。たわら雪と呼びます。崖などから落ちる雪球も同じようになります。これは坂を転がったたわら雪、別名雪崩の赤ちゃん?
だれかが雪の上に倒れこんで人型を作っていました。これで手足をバタバタ動かせば天使になれるのに。