ヌスビトハギの実は、服にくっつくとやっかいですね。いわゆるひっつき虫の一つですが、実は光を透かすととてもきれいです。
例のキノコがまた顔を出しました。鹿の子模様のキノコの子です。
昨夜は雨、寒冷前線の通過だそうです。今朝は快晴で寒いくらい。
やっと元気になれます。なにしろ熱いのは苦手で、エアコンのない職場で38回も夏を過ごしたのが信じられないほどです。
それどころか、夏休みに乗馬クラブに居候し、ビジターのお客さんを乗せて陽炎ゆらめく馬場を何周も手綱を引いて歩いたなんて。
ところが、北国兼雪国の酒田の人はとても寒がりで、夏のエアコンはケチるけれど、冬は25℃以上に設定するほど。子どものころから真冬に外に出ない生活をしてきたので、耐性があまりないのかもしれません。晴れの多い関東では、昔、子どもは外に追い出されものですが。「ほらほら、子どもは風の子だろ?とっとと外で遊んできな!」ってな具合に。
秋の晴れた朝は、森のリスに会える確率が少し上がります。彼らは、「冬に備えなくちゃ」という気持ちにスイッチが入るらしく、やたらに忙しがって走っています。
落ちているクルミをくわえて、どこに隠そうか? 木の枝か、それとも地中か?と迷っいながら迷走しています。
この森にはクルミの木が多いのですが、それはリスが埋めて掘り返さなかったものが発芽したものらしいのです。今も除草作業で刈り残されたクルミの幼木がたくさんあります。
先日、参加しているバンドが、地元中学校の同期会で演奏しました。(ぼくの1年下の世代なので、GSの歌が中心でした。)その片付けの時、交わされたことばで、たとえば、「キイボード、車さつけられたか?」「ああ、つけたつけた、まだ余裕あるさけ、アンプもつけていいぞ。」なんて言っていました。庄内ではよく耳にする言葉です。「つける」は車に積むという意味ですが、だれも方言とは思っていないようなのです。(それともぼくが知らないだけで、全国で通用しているのでしょうか?)
たぶん、牛や馬で荷物を運んでいた時代に、荷物は鞍にくくりつけるものだったのでしょう。そのくくりつけることを「付ける」と言っていたのが、牛馬が車に変わった今も、そのまま「つける」と言うのではないでしょうか。