恩師の墓参をしてきました
日々の暮らしは毎日誰かの誕生日で毎日だれかの祥月命日です。 2003(平成15年)/12/9今から15年前のことです。 私の小学校5年6年の担任だったM先生がお亡くなりになりました。 今年はたまたま日曜日の祥月命日ということもあって墓参してきました。 墓参は今回が2回目でした。 墓碑を読んだのに迂闊にも先生が何歳でお亡くなりになったのか見ませんでした。 風が冷たく強めに吹き抜けていました。 私には2歳年上の兄(故人)がいました。平成10年没の47歳の生涯でした。 M先生は私たちの学年を受け持つ前やはり5・6年生を担任していましたので 私たち兄弟を4年続けて担任したことになります。 生前M先生のご自宅を訪問したことが一度あります。 私が保育士になってざっと9年目のことでしたから今から36年前頃になります。 その時M先生は国立(こくりつ)の小学校の校長さんをされていました。 「兄ちゃん達の学年は長男長女(第1子)が多く君たちの学年は兄弟の2番目や3番目が多い学年だったのが特徴だったよ」と語られていました。 私の学年の担当の時は30歳だったとおしゃってました。 生徒と18歳違いという計算になります。若くてバリバリだったろうと思います。 放課後に生徒と本気で遊んでくれる日もありました。 ドッジボールなんて手加減なしの本気でやってくれました。 先生との談笑で特に記憶に残っている象徴的な話が一つあります。 教師は教壇に立って授業を始める時「みんな前を向いて」と声を掛けます。 この時、後ろを向いている生徒がいたとします。 みんなが前を向いている時一緒に前を向いてるほうが楽なのに後ろを向いている。 「さあ前を向きなさい(勉強することで幸せが待っているよ)」と声をかけつつも、 『この子はどれだけの悲しみをもって後ろを向いているの』と思いを馳せてみる。 教師には複眼の感性が大事なんだよ的なことを語っておられました。 自分が現場の保育士をしてた時大切にしていた心がけのひとつは M先生からの伝授です。
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