このニュースに接した時、えっ、と耳(目)を疑いました。
ある政治評論家が安倍政権の対米姿勢を「尻舐め外交」と評していましたが、まさしくここまで来たりの感です。
三年前トランプが大統領選挙に勝った時、まだオバマ大統領の在任期間中にも拘わらず、一番にニューヨークまで駆けつけて媚売り、就任後も度々ゴルフにつき合い、イージス・アショアを言い値で購入、まったく独自性のない品位に欠ける外交を展開してきました。
トランプの外交姿勢のどこに「ノーベル平和賞」に値するものがあるのか、世界の笑いものです。
安倍政権の支持母体である日本会議が主張する「美しい日本の再建と誇りある国づくり」とどう折り合いをつけるのか。
何しろ安倍首相不支持の理由の50%以上が「首相の人柄が信頼できない」を挙げているのですから。いくら選挙制度のせいとはいえ、この政権を支えている国民にも問題がありそうですが。
安倍首相、平和賞にトランプ氏推薦 政府関係者「米から依頼」 引用元:朝日新聞 2019.02.17.
トランプ米大統領が安倍晋三首相から北朝鮮問題でノーベル平和賞候補に推薦されたと明らかにしたことについて、首相が米政府から非公式に依頼を受け、昨秋ごろノーベル賞関係者にトランプ氏を推薦したことが16日、日本政府関係者への取材でわかった。
トランプ氏は15日の記者会見で、首相がノーベル賞関係者に送ったという5ページの推薦の書簡を首相から受け取った、と明らかにした。日本政府関係者によると、昨年6月にあった史上初の米朝首脳会談後、米側から「推薦してほしい」と打診を受けたという。推薦は毎年2月締め切りで、各国の大学教授や国会議員らに資格がある。
トランプ氏の発言後、米メディアは一斉に報じた。米ワシントン・ポスト紙(電子版)は「本当に安倍首相は推薦したの? それとも韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領がやった?」というタイトルで報じ、トランプ氏が安倍氏と文氏を混同しているのでは、との臆測も伝えた。
韓国メディアも16日、ニュースを相次いで伝え、「推薦者は安倍氏ではなく、文氏ではないか」との指摘も目立った。韓国大統領府によれば、昨年の南北首脳会談の後、文氏が「ノーベル賞はトランプ大統領が受け取るべきだ」と語っていたことが背景にある。 |