掲題の「横山幸雄 入魂のショパン 10周年記念特別公演」がいよいよ1か月後に迫って来ました。 特別のファンと言うわけでもないのに毎回のように横山幸雄の話題ばかりで恐縮ですが・・・。
横山幸雄は1990年のショパンコンクールで3位に入賞した世界的なピアニストです。
クラシック音楽界では世界で最も有名なショパンコンクールに今迄多数の日本人が入賞してはいますが、3位以内入賞者は2位の内田光子と3位の横山幸雄の二人だけです。
今日本人で一番人気の有る辻井伸行ですら当時三次予選迄と言う難関コンクールです(批評家賞受賞)。
因みに著名な故中村紘子は4位でしたし、4位5位入賞はその他大勢います。
その横山幸雄が、2010年にショパンの連続長時間演奏でギネス記録を作って以来、毎年恒例のオールショパンプログラム演奏会を行ってきました。
今年は特に10周年と言う事で特別企画として、ピアノソロ曲だけではなく、コンチェルトは勿論、余りなじみのない室内楽やチェロソナタ、更には歌曲までをも含めたショパンの完全全作品演奏会が、5月の3日~5日の3日間に亘って開催されると言う、世界的にも例のない空前絶後の演奏会となっています。
ピアノソロ曲は余り好きではない人でも、オーケストラが好きな人はコンチェルトを、落ち着いて室内楽を楽しみたい人は三重奏やチェロソナタを、声楽が好きな人は声楽の部をと、兎に角クラシック音楽が好きな人には様々な嗜好にマッチする稀有な演奏会であると思います。
因みにピアノは全て横山幸雄が演奏しますが、連弾・重奏のもう一人のピアニストはと言えば、驚いた事に「黒木雪音」を採用した様です。
黒木雪音と言っても知らない人が多いと思いますが、TV番組の「てっぺん」の出演はご愛嬌として、ピティナG級での金賞を始め、多数のコンクールで優勝し、その超絶技巧は、あのユジャ・ワンと双璧をなすくらいの腕前な上、曲想も豊かで、
https://www.youtube.com/watch?v=idHKJzqZ_o8 (3曲目のメフィストワルツ)
もし来年2020年のショパンコンクールに出場すれば、日本人初の優勝者になるのではないかと私が最も期待している逸材です。
第1日
2019年5月3日(金・祝) 14:30
第2日
2019年5月4日(土・祝) 13:00 1部~3部
第3日
2019年5月5日(日・祝) 9:00 1部~3部
会場:東京オペラシティーコンサートホール
詳細
https://www.japanarts.co.jp/concert/concert_detail.php?id=729&utmその中にリンクは有りますが、全曲のプログラムを見るには
https://www.japanarts.co.jp/system/up_img/inf_det_pdf_729.pdfなお、チケットはどの部も相当数余裕が有りますので、予定や天気が心配な人は当日券でも全く問題有りません。 三日間に亘る上、午前中に聴きたい人や、昼間や夕方、又やはり音楽会は夜に聴きたい人等、様々な生活スタイルにも対応します。
今年の長い10連休のひと時を、世界的にも記念すべきこの特別記念公演のどこか一部でも楽しんでみられては如何でしょうか。