オオルリの撮影に失敗してから数日、リスと遭遇。すぐ近くの林床からクルミをくわえて木に登り始め、目の高さのところでストップモーション。９年前に目の前でフリーズしてしまったリスを激写した時と同じチャンスだというのに、カメラがない。その日は雨だったのです。いままで最高のシャッターチャンスだと思った瞬間にはいつもカメラがないという苦い経験が何度もあります。そしてこの日も。

　さて、久しぶりの晴れだった今日の夕方、視界の隅にキラリと青い影が。オオルリです。西日を反射して光ったのです。（それにしても、野生の生き物がなぜこんなに目立つ青なのだろう。日本の自然にいちばん少ない色が青だと言います。青い花も日本ではほとんどありません。（ルリソウ、ホタルカズラ、エンゴサク、オオイヌノフグリ……他には？）
　オオルリはカメラを向けても、いきなり遠くへ飛び去るのではなく、近くの枝にあちこち飛び移ることが多いということがわかってきました。それであわてすにフレーミングすることができました。まだ遠いので、トリミングすると粗い絵になってしまいますが、先日のなさけない写真よりはましです。桜の枝にとまるオオルリ
別の枝に
シャッターの直前飛び去る