アカスジカメムシは、ノニンジンの未熟な実に集まるらしいのです。ノニンジンはヤマニンジンともいい、香りのよいセリ科の山菜です。実は熟すと黒い種になります。ノニンジンの公式和名はシャクですから、この種は「シャクの種」なわけですね。
「しゃくだ、シャクだ!」とアオスジ立てて怒りたいところでしょうが、なにぶんアカスジなもので、どうかひとつ……。
ところで、今朝のニュースは「シーサイドラインが逆走して重軽傷者が出た」とのこと。
この「シーサイドライン」は、軌道上を走る電車のような乗り物ですが、車輪がタイヤであることや、運転士がいない自動運転であることが特徴です。根岸線の新杉田駅から京浜急行の金沢八景駅まで、金沢区の並木地区や工業団地を縫って走り、シーパラダイスがある人工島・八景島や平潟湾に沿って走ります。車両が狭く速度は遅いのですが、シーパラに行きたい人や、並木地区の住人の通勤、通学の足として重要な交通です。
金沢区の中学校に勤めていたとき、ぐったり疲れてしまった時、いつも京急で帰宅するところを、シーサイドラインで青い海を眺めながら帰ったことも数知れません。運転免許をとった自動車学校はシーパラの近くにあったので、シーパラで時間をつぶしたことも。
初めは運転士がいたのですが、途中からは見守るだけの自動運転、そして無人の自動運転になりましたが、一度も事故はなかったそうです。
それにしても最近、交通機関などの障害が連続するのが気になります。コンピューター制御への過信なのか、システムの「疲労」なのか、あるいは意図的な「攻撃」によるものなのか?
以前読んだ小説に、舞台はヨーロッパですが、電気のスマートメーターに侵入して全ヨーロッパを停電させ、原発に危機が迫るというものがありました。システムへの過信は怖いと思いました。