迷犬ハッチは今や老犬ハッチとなり、足ももつれがち。そのため出かけるにしても彼に長い時間留守番させられないので、行動が制限されてしまいます。
散歩の距離もとても短くなってしまいました。あとは車に積んだクレートで待たせて人だけが追加の散歩をしています。そうしないとこちらが運動不足になってしまうので。でも、これから暑くなるとこれもできなくなります。車に子どもやペットを放置することは虐待になりますから……。
そんなわけで海岸には行けないのですが、酒田は砂丘の街で、街中に海浜植物があったりします。今はハマヒルガオが最盛期です。
ところで、「床に寝る」は「ゆか」、「床を延べる」は「とこ」。「ゆか」か「とこ」かは文脈で判断するしかありません。でもこれを間違うと、言葉のセンスや教養が疑われてしまいます。
しかし、現代人はこのセンスがなくなったというか、気にしなくなったのではないでしょうか。
「描く」は「えがく」ですが、「絵を描く」は「かく」、「曲線を描く」の時は前後の文脈で「えがく」も「かく」もあり得ます。「ノートに曲線を描いた」は「かく」でしょうし、「ツバメが空中に曲線を描いて飛んだ」は「えがいた」かな?
「注ぐ」も「そそぐ」ですが、グラスに酒やジュースを注ぐのは「つぐ」ですよね。
ラジオのアナウンサーが、「描く」を全て「えがく」、「注ぐ」を全て「そそぐ」と読むのを聞くと、センスがないというより、読みが複数あるような漢字の読みは一本化することに決めてしまったのかもしれないと思うほどです。でもそれもありかな? 奇妙なアクセントも、NHKのアクセントマニュアルが変わったためだとうわさで聞きました。
アナウンサーといえば、昨日国会中継を聞いていたら、例の「年金100年安心問題」で、野党の質問に対して総理がしどろもどろになって紛糾した時、突然中継が中断しました。時々、地元のローカル局などが「高速道路が通行止めになった」などという緊急の生活情報を入れることがあるのでそれかなと思ったら、割り込んだのは田辺聖子氏の死去のニュースでした。田辺さんに責任はないのですが、国会中継に割り込むほど緊急性のある情報なのかと怒りを感じてしまいました。だって、その日は10日なのに亡くなったのは6日だそうです。あまりのタイミングに、「政権に不利な場面があれば割り込むように」と用意されていた情報なのではないかとさえ疑ってしまいました。アナウンサーの口調がなんとなく不本意らしく聞こえたのは気のせいかもしれませんが。
最近、NHKのニュースが変だ、いやもともと変だったけど、度を越していると思うことが多いのです。どんなふうに変かというと、政権に都合の悪い情報があると、それを薄めるような情報をトップにもってくるなど「忖度」が働いているとしか思えないような。政治オンチのぼくにもわかるほどあからさまに見えるのです。