昨日は一日中、雨が降りました。前線によるもので、関東地方の大雷雨も同じ前線によるものではないでしょうか。今朝は急に涼しくなり、暑さで消えた森のキノコも再びニョキニョキと出始めています。
涼しくなると、早朝、蝶はじっとしていることが多くなります。翅が湿っていた李、体が冷えているためでしょうか。
今朝は、陽が差すころ、シジミチョウが翅を広げていて、めったに見られない表側を見せてくれました。朝露のせいか、けっこうきれいです。ありふれたヤマトシジミなのですが。
そしてこれが裏側です。
図鑑で見ると、シジミチョウ類は裏側で見分けられようですね。ところで、シジミ貝にもヤマトシジミっていうのがなかったかな?
ところで、台風は関東地方を中心に大きな被害を残したようですね。停電も千葉県は広範囲で何日も続いているようです。と思ったら、今朝、鎌倉でも停電やがけ崩れで孤立している地区があるとか。
2011年の震災で、酒田はたった24時間の停電を経験しましたが、それだけでも心に残るショックはとても大きなものでしたから、「たかが停電」ですむ話ではありませんね。我が家で、電気のいらない石油ストーブを使い始めたのは、大雪で送電線が倒れ、湘南地方が大停電になったときでした。そのため、寒さはしのぐことができたのですが、暑さはどうにもなりませんね。
炊飯も、電気釜はやめて、鍋を使ってガスレンジで炊いています。慣れてしまうと、そんなに手間ではありません。なにしろ大昔、一家が上京して都市ガスの生活が始まったころに身に着けたワザですから。
横浜でも、本牧埠頭が大被害。コンテナが積み木崩しのようです。先日の雷雨では池子トンネル付近ががけ崩れしたと思ったら、こんどの台風では小坪トンネルが崩れたとか。どちらもよく知っている場所です。(たしか、どちらのトンネルも有名な心霊スポットでした。)
11年の震災のとき、当時の政府は、うろたえながらも一生懸命災害に立ち向かったと思います。菅総理は原発に口を出しすぎたなどと、後から批判することはいくらでもできるけれど、ではどうすべきだったかなんて、世界で初めての大事故で、誰にもわかりっこないことでした。被害をくいとめよう、ちいさくしようと努力したことは確かです。
今の政府はというと、災害のたびに、姿が見えなくなります。あの鬼怒川の堤防決壊のときだって。消防も自衛隊も命がけで活躍してうぃるのに、政府の姿は見えない。冷淡だなあとも感じました。官房長官の冷笑をうかべたような表情の印象かもしれないけれど。なにより、総理が国内にいないことが多いし、今回も内閣「改造」だとか。非常時だというのに、臨時ニュースは「改造」の話ばかり。思わず「違法改造!」と突っ込んでしまいましたが。被災者は「見捨てられている」と感じてしまうのでは。