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先月の11月27日に武蔵野音大客員教授でも有るピアニストのイリヤ・イーティン ピアノリサイタルを武蔵野音大ベートーベンホールに聴きに行きました。
イリヤ・イーティンは余り知られていないピアニストだとは思いますが、
リーズ国際コンクール第1位
クリーブランド国際コンクール第1位
ラフマニノフ国際コンクール第2位
ルービンシュタイン国際コンクール第3位
バッカウアー国際コンクール第3位
等の入賞歴が有り、ショパン、チャイコフスキー、ロン・ティボー、エリザベート、クララハスキル等メジャーなコンクール実績はないものの、十分に輝かしい経歴で有ると言えます。
実は私も2年前に聴きに行って初めて知りました。その時は私の好きなシューマンの交響的練習曲を聴くのが目的でしたが、端正な演奏な一方、通常聞き慣れた流れではなく、フレーズ毎に意図的に間を開ける変わった演奏に嫌気が差した記憶が有ります。
今回のプログラムは、メトネルの忘れられた調べ第1集Op.38とプロコフィエフのソナタ第6番で、特にメトネルはぴあの好きの会の面々が時々取り上げる作曲家なので興味を持ちました。
会場は思いのほか人が多く8割方埋まり、老人だらけの一般のコンサートと違い音大生や大学関係者や欧米人も多く、その歓談風景に活気の有る雰囲気を楽しめました。
メトネルの第1集は8曲からなり、とても優美なメロディーでそれぞれに特徴のある曲想を的確に弾き分け、特に透明感の有る音色の綺麗さが際立っており、40分の長い曲も気持ち良く聴けました。
休憩を挟んでプロコフィエフのソナタ第6番は、一転して音が違って聞こえ、高度なテクニックを遺憾無く発揮した強靭で確固たる演奏でした。
このような本格的な演奏会が、家から自転車で5分の身近なホールで、僅か1,000円で聴けるのですから有り難い事です。
アンコール1曲目はプログラムの曲から一転して、余りにもポピュラーなショパンのワルツOp.64-2で、テンポルバートの限度を越えた思わせ振りな演奏には参りますが。
2曲目は知らない曲でしたが、どこかで聞いた事も有るような曲で一度聞いただけな筈なのに帰りの自転車に乗りながらメロディーが耳に残ったものです。
アンコール2曲目の録音をUPします。
https://yahoo.jp/box/slYBfH②横山幸雄ピアノリサイタル 案内
稲城市iプラザ 開館10周年記念公演として、横山幸雄ピアノリサイタル が開催されます。
http://www.iplaza.inagi.tokyo.jp/event/hall/2018-1215-hall-yokoyamayukio.html#0日時:2019年12月15日(日)14:00開演
会場:稲城市立 iプラザホール
場所:京王線若葉台駅前 小田急線黒川駅から徒歩10分
曲目:オールショパンプログラム
バラード第3番4番
スケルツォ第4番
即興曲第3番
英雄ポロネーズ
幻想曲・ノクターン・マズルカ等
入場料:3,200円、65歳以上 3,000円
チケット:インターネット予約・電話予約・ホール窓口購入
http://www.iplaza.inagi.tokyo.jp/entry/index.html余り宣伝していないため、私もこの同窓会HPの主催者S氏から教えられて初めてこの演奏会を知りましたが、一流ピアニストが稲城市若葉台の400名程度の小さなホールで演奏することは珍しい事ですし、お住まいに依り都心のホールより近い人も多いかと思います。
我々二人も聴きに行きますがチケットは未だ数十枚余裕が有りますので、この機会にお近くの方や興味の有る方は是非聴きに行かれると良いと思います。
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