東京五輪出場選手たちと1000万人~2000万人と言われる内外の観客にとり、健康面の安全の確保は重大関心事の筈です。
福島隠しはそろそろ限界です。
不都合な真実の表面化が続きます。
15日、ドイツ在住のグローガー理恵さんからよせられたメールを転送いたします。
特に、下記報道が注目されます。
12月4日、グリーンピースジャパンが10、11月にJヴィレッジ周辺での放射線量を調査したところ、ホットスポットを検出したと発表しました。
このことについては、産経新聞が報道がしています。
聖火リレー出発地 再除染 政府、復興五輪影響懸念 放射線量目安上回る 引用元:産経新聞 2019.12.04.
2020年東京五輪の国内聖火リレー出発地点である福島県のサッカー施設「Jヴィレッジ」周辺で、除染が必要になる放射線量が確認されたことが3日、政府関係者への取材で分かった。政府は五輪招致時から掲げる「復興五輪」への影響を懸念。環境省は除染を担当した東京電力に対応を要請し、東電は3日、改めて除染を実施した。
複数の関係者によると、環境保護団体「グリーンピース」が10、11月にJヴィレッジに隣接する楢葉町所有の駐車場と山林の境界部分で放射線量を調査したところ、国の除染の目安となる毎時0・23マイクロシーベルトを上回る放射線量を測定。環境省や日本オリンピック委員会(JOC)、国際オリンピック委員会(IOC)などに対応を求める書簡を送付した。
調査では、地表で同71マイクロシーベルト、地表1メートルで同1・7マイクロシーベルトの放射線量を測定。指摘を受けた環境省が地点を調べたところ、同様の数値が確認された。
今月中旬には五輪聖火リレーの詳細ルート発表を控えているが、政府は五輪参加国に安全対策への懸念を抱かれる恐れがあるとして、調査結果を重視。2日に環境省、地元自治体、東電、Jヴィレッジ側が協議し、東電が3日に現場周辺の土壌を除去したという。 |
また、英紙ガーディアンも、このことについて報道しています:
Radiation hotspots 'found near Fukushima Olympic site'
https://www.theguardian.com/world/2019/dec/04/radiation-hotspots-found-near-fukushima-olympic-site-greenpeace当然のことながらこれらの報道の反響が予見されます。
村田光平
(元駐スイス大使)
村田光平先生
いつも貴重な情報をお送りくださいまして、ありがとうございます。 興味深く拝読させて頂いております。
村田先生もご存知のように、核戦争防止国際医師団会議 (IPPNW)ドイツ支部は11月に「東京 2020ー放射能オリンピック」キャンペーンのアクションの一環として「放射能汚染地域でのオリンピック競技はお断り!」ー 国際署名運動キャンペーンを始めました。
この署名運動は、日本政府と国際オリンピック委員会(IOC)にあてたもので、「福島市での野球・ソフトボールのオリンピック競技を断念し、福島県の放射能汚染地域での聖火リレーを取り消してほしい!」と、要求しています。 その件に関連したことですが、お知らせ申し上げたい緊急ニュースがあります:
添付させていただきましたIPPNWドイツ支部による国際署名運動キャンペーンの紹介文は、このグリーンピースのホットスポット検出に言及し、いかに放射能汚染が緊急問題であるか、ということを訴えています。 IPPNWは常に、除染 作業の効果についての疑念と懸念を表明してきました。 そして、この様に酷く汚染されたところでオリンピック競技や聖火リレーが行われるというのは緊急にチャレンジすべき問題である、と、IPPNWは皆さんに訴えています。
また、このホットスポットの検出については、次のIPPNWニュースレターで取り上げるそうです。 IPPNWは、他のInsitututionとの意見交
換の中でもこのホットスポット問題に 触れると言っています。
詳しくは添付させて頂きましたIPPNWドイツ支部の署名運動の紹介文をお目通しくださいませ。この紹介文は近日中にIPPNWドイツ支部のホームページ日本語サイトに掲載されることになっています。 さらに、この日本語文を英訳しましたので、それも一応添付させて頂きます。
署名運動は1万人の署名をターゲットとしていますが、このターゲットを達成できるまでには、まだまだのようです。
どうぞご協力をお願い申し上げます。
グローガー理恵