雪が降らないので、道路の除雪を引き受ける建設業界が困っています。
畑の冬野菜は育ちすぎて市場にだぶつき、その反動でまもなく品薄になるのではないでしょうか?
自然公園に行ってみると、やはりフライング気味の花に出会いました。
まず春一番に咲くマンサク。
例年は雪解けを待って咲くキクバオウレン。
でも、見たのはそれぞれ一輪、一株だけでした。それ以外は、雪がないというだけの冬枯れの世界です。これはウバユリの実。種を飛ばした後の抜け殻です。
ところで、布川ゆうじという人をご存じでしょうか。アニメ界では知られたその人の半生は、昨年上半期の朝ドラ「なつぞら」そのものでした。
私たちのおやじバンドに、急に出演オファーがあったのです。その人、酒田出身の布川ゆうじ氏が昨年、藍綬褒章を受け、急遽、高校同窓会が祝賀会を開こうということになった。ついては、アトラクションを引き受けてくれないかというのです。
布川ゆうじ氏は、舞台美術から、アニメの世界に進み、制作会社ピエロを立ち上げた人物であり、関わったアニメは「いなかっぺ大将」「ガッチャマン」「ニルスの不思議な旅」その他。娘に報告すると、「ああ、ピエロの人だ。よく知ってるよ。」という反応。
私たちは昨年に続き、3月の保育園卒園式での公演に向けて練習を開始していたのですが、レパートリーを入れ替えてなんとかステージをやり終えました。
名誉ある賞を受けた人物に対する他意はないのですが、国家が国民に勲章を授与するという、なんともアナクロなことが今でも行われていることに驚きます。先日も、ある集落の名士が褒章を受けるというので、その祝賀会で合唱団が演奏するということがありました。
昔はたまに耳にした「辞退」というのも、昨今はあまり聞かなくなりました。それだけ「大人」になったというのかな?でも中央と地方。国家と従順な国民。そんな図式はこの国が理想とする形ではなかったはずです。
ペシャワル会の中村哲氏がアフガニスタンで襲撃されて死去したことを受けて、政府から旭日小綬章が贈られるというニュースを聞いた時、家族は当然辞退するのだろうと思ったのです。自衛隊派遣などの中東政策に批判的だった中村氏に対して、政府が好意を抱いていなかったことは、遺体を出迎えさえしなかったことなどからも見え見えで、取ってつけたような褒章は、送る側が相手の価値や人気に乗っかろうとする魂胆が透けて見えます。
国民栄誉賞がまさにそうですね。スポーツなどでヒーロー、ヒロインが生まれると、すぐさま国民栄誉賞ということになり、政権が人気回復を図ろうとするあの姿。最初が王貞治氏です。調べると安倍内閣が7人で最多、2番目に多いのが中曾根内閣で4人でした。
チコちゃん風に言えば、「勲章とは、送る側が贈られる人の人気や権威を笠に着るため」のもの?