猛暑はいきなり終息し、秋風が吹いています。今日は台風の影響もあり、乾いた強い東風です。最近あまり行かなくなったコースに足を延ばしてみると、ハギが満開でした。近くにはアベリアの生垣もあって、運が良ければ旅する蝶のアサギマダラに出会うこともあるのですが。ハギの手入れは、冬が来る前に根元から切ってしまうことらしいのですが、最近は市の予算がないためか、その作業をしない年もあります。去年は刈ってあったと思うのですが、その分、立派に花をつけています。
　アベリア（標識をアベマリアと読んでしまいそうです。）にはアサギマダラはいませんでしたが、こんな生き物が。
　鳥に見えませんか、ハチドリに。ホバリングしながら蜜を吸っています。あちこちと小刻みに動くので、なかなか写真を撮れません。
　これはホウジャクという蛾です。翅が透明なオオスカシバという、スズメバチみたいな蛾の仲間です。ホウジャクは、漢字で蜂雀と書くことを、昨日ネットで知りました。ハチスズメはハチドリの別名でもありますから、だれにもハチドリに見えるということでしょうか。本物のハチドリは南米にしかいないそうですが。
　森ではアマガエルがあちこちで鳴いています。ケッケッケとかグエッグエッグエと聞こえます。（決してケロケロとは鳴かないのですが。）離れて聞くと、この声が、リスがクルミをかじる音に似ています。リズムも同じで、思わず足を止めて耳をそばだてることがあります。最近、リスには会わなくなりました。秋になって、活動時間がずれてきたのかもしれません。