2日前に旧知の米記者(専門は環境問題)より福島の放射能汚染水の危険性を訴える記事が寄せられました。
https://sputniknews.com/analysis/202011101081117097-brutal-truth-fukushimas-radioactive-water-threatens-life-worldwide-warns-environmental-journo/ 予定されている菅総理とBach IOC会長との会談の参考として、上記記事とともに「東京五輪が放射能の危険を無視し続けることは、もはやできないと日本の市民社会が確信していること」をBach会長に伝えましたが、その旨を報告する菅総理宛メッセージを下記お届けいたします。
東京五輪が福島事故処理及び新型コロナ対策への全力投球の阻害となっていることは否めず、国民は一日も早いその中止決定を切望していると確信いたします。
村田光平
(元駐スイス大使)
東京五輪が放射能の危険 引用元:菅 義偉内閣総理大臣宛メッセージ
菅 義偉内閣総理大臣殿
令和2年11月13日
村田光平 (元駐スイス大使)
拝啓 東京五輪問題はBach 会長の来日を控え重要な局面を迎えておりますが、昨日、同会長にメッセージを発出いたしましたのでご報告いたします。 同メッセージでは環境問題で著名な旧知の米記者、Robert Henziker 氏から2日前に寄せられた「世界中の生命を脅かす放射能汚染水」と題する記事を紹介しました。同記事では汚染水にはトリチュウム以外にストロンチウムなど危険な核種が残存していることなどが指摘されております。
日本の市民社会は東京五輪が福島事故とこれに由来する放射能の危険を無視し続けることは最早できないと確信している旨を伝えました。 同記事は福島汚染水の海洋放出に強く反対する国際社会の現実の動きを具体的に示すものと思われます。
新型コロナ感染の第三波が到来し、コロナ対策に全力投球が求められております。
貴総理のご指導とご尽力を心からお願い申し上げます。 敬具 |