菅政権の内閣支持率が政権発足以来の下落傾向が続き、最近の朝日新聞の調査結果では、支持３３％、不支持４５％と歯止めがかからない状況です。
ただ世代別支持率を見ると、安倍政権時代もそうでしたが、若い世代ほど内閣支持率が高く、世代が上がるほどに不支持が増えています。つまり若い世代ほど保守化の傾向が強いということらしい。
前政権の時、公職選挙法を改正して選挙権を20才以上から18才に下げたのも、それを見越してのことだったのでしょう。さすが自民党抜け目がない。
しかし我々が若い頃は、逆で年寄りほど保守傾向が強く、我々若者は「安保反対」「旧体制打倒！」と当時の政権や社会に盾突いていました。
年寄りは、自分の権益や作ってきた成果や価値を守ろうと保守的になり。若者は、そこから生じる矛盾や不公平を変えようと革新的になる。歴史的に見ればそれが普通のように思うのですが。

「今の若者は現状に満足しているの？　日本の将来が危ぶまれる」と思うのは年寄りの単なる取り越し苦労でしょうか。