やはり技術の進歩はすごい。フィルムにこだわる人は今もいらっしゃるのでしょうが、ぼくはデジタルカメラには無条件降伏してしまいました。一部苦情を言えば、色の再現に不満な部分もあるのですが。メーカーのストラップは拒否しています。いくらデジタル時代でも、発売から数年たった機種は修理もしてくれない（部品がないとか、新品を買った方が安いとか）姿勢に、ものづくりの職人魂を感じないので、メーカーの宣伝の片棒はかつがないよというアピールのつもりです。

　さてと、高校の敷地内に住む顔なじみのリスは、この日、地上でクルミ探しです。ちょっとおもしろい瞬間を。
　「朝活」中のリスです。雪がなくなってクルミが探しやすくなったようです。ユーモラスな姿ですが、注目は背中。真ん中がくぼんでいるのは、人間の場合は筋肉が発達している証拠とか。リスだって、木の枝から枝へ、重力など存在しないかのごとく空中を走り回るのは、相当な筋力の持ち主なのだと想像できます。愛らしい顔からは想像できないほど、リスのうしろ姿はたくましい。うらやましいほどです。

　ここでは一昨年の5月3日に、数匹の赤ちゃんリスがデビューしました。このリスがそのうちの１匹なのか、それとも子どもはみな独立して旅立ち、これは母親なのか？
　ここは森の散策路と、高校のグラウンドが隣接していて、部活の生徒にも、散歩の人にも近いので、リスたちも人をあまり恐れなくなるようです。だから撮影しやすいので、また子どもが生まれないかなあと願望しているのですが。