昨日、菅首相はコロナワクチン一日100万回接種の目標を掲げました。
4月にスタートした高齢者の接種が一ヶ月近く経って35万回にも満たないのにです。
3月上旬からスタートした医療従事者向け接種は2回受けた従事者が480万人中115万人 24％という現状で100万人という数字が何処から出てくるのか。まさか精神論ではないでしょうね。
　脳裏に浮かんだのが先の大戦末期、制空権・制海権を失い敗戦が濃厚にもかかわらず、陸軍を中心とした徹底抗戦派の精神論に押し切られ、広島・長崎へと進んでいったこの国の状況です。海軍の一部や政府内にも早期講和を唱える人たちもいました。中には首相東条英機に進言し東條の逆鱗に触れ最前線に飛ばされた人も。
これまでの実績からして絵空事のような「一日100万回接種」に政府与党内から異論や疑問の声が出てこないのは、人事報復を恐れてのことでしょうか。
「歴史は繰り返す」と言われますが、これは国民性のように思うのですが。