日本国民の生命を軽視するIOC
IOCは緊急事態宣言の有無に関係なく東京五輪を開催する立場を表明しましたが、アスリートへの配慮のみに言及し、日本国民の健康を軽視する姿勢への怒りにも近い強い反発が国内で沸き上がっております。 五輪の存在そのものへの論議は不可避となったと思われます。 「開催するか否かではなくいかにして開催するか」の大号令の下で作業を強いられている組織委の関係者の過労死の危険性も報じられるに至りました。 一定の想像力をもってすれば、これが不可能な任務であることは明白の筈です。 市民社会は当初から、福島事故を完全に無視する不道徳・無責任な東京五輪はとん挫すると予見しておりました。 事態はその方向で進んでおります。
村田光平 (元駐スイス大使)
早速、上記発信に対して、積極的に発信される知人から寄せられた反響をお届けいたします。
(その1) お考えに全く同感致します。「不道徳で無責任」な行いは必ず報いを受けます。私は先の大戦の昭和20年8月原爆を長崎・広島に落とされてもなお終戦を決断できなかった当時の無能極まりない指導者と今の指導者が重なって見えます。彼のときは天皇陛下がおられましたが、いまは代わる方はおられません。
(その2) SNSでは連日、日本国民を生命の危険に晒して五輪強行しようとする政権への怒りで燃えたぎっています。 菅首相は支持率30%に下落。このままでは日本は本当に危うくなります。
(その3) 醜い五輪の正体が露見しました。 日本での中止決定で習主席が東京五輪開催の支持を表明した中国も大統領の出席を発表したフランスも短見だったことを思い知らされるかもしれません。 鄧小平は「黒猫であろうが白猫であろうが,ネズミを捕まえるのがよい猫だ」と述べております。 五輪中止を実現する政治家の出現が待たれております。
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