木材塗装で、ネットサーフィンしていると「水性工芸うるし」が目に留まりました。
何、漆(うるし)。どれどれと表示された記事を読んでいくとこれなら素人でもそれなりの見栄えが得られそう。YouTubeにも数作品アップされていて、ますます挑戦欲を刺激され、これなら、もしかしてピアノ塗装(鏡塗装)のような出来栄えになるかもしれません。
早速、ここのところ利用している近くのホームセンターへ材料を調達に。
ということで、27個目の制作にかかりました。
27回目ともなれば、材料の線引き裁断、接合部の溝切などは2時間ほどで達成。
これまでは、内側になる部位の塗装を済ませてから全体を組み立て、不具合部分をパテ処理して、全体をヤスリで下地処理をしてからカラースプレーで塗装していきました。
今回の塗装はスプレーを使わず筆で塗っていくので、底板と前後の板を除き、先に組み立ててから内側を筆塗装して、完成の形に組み立て表面塗装の下地処理をしました。
今までは接着面にズレや隙間ができパテや木材で補正しましたが、今回はそういった修正は一切なし(プチ自慢)、27個も作っていれば当たり前か?
ヤスリがけも今までは240番、400番まででしたが、今回はさらに800番、1000番、2000番を使って磨き上げました。
カラースプレーの時は、塗装の作業場はルーフバルコニーのため風がない時に限られましたが、筆塗装ですと室内でできるため、その点では楽でした。
一回目の塗装は、塗料の大半が木材に吸収されてしまうため二度三度と塗り重ね右写真の様な状況です。大分厚くは塗れましたが、筆跡がかなりはっきりと残っています。
ここからはヤスリがけと塗装の繰り返し。特にヤスリがけは気の短い私には不向き、つい強くかけすぎ地肌が露出することが、しばしば。
都合10回ほど繰り返しました。どうしても筆跡や塗りムラが残り、布と綿でタンポを作り試してみましたが、なかなか上手くいきませんでした。
耐水性のヤスリ2000番で水を付けながら磨き、最後に木工用コンパウンドで磨き上げたのが左の写真です。
取りあえず、薄っすらと顔が映るまでにはなりましたが、ピアノの塗装とはほど遠い代物です。
これまでのカラースプレーと比べて高級感はでましたが、もう少し塗装に厚みが欲しいし、表面のコンパウンドの細かい磨き傷も何とかしたい。
もう一度、研究し直して28個目の挑戦かな?
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