長妻昭立憲民主党副代表に次ぎ、森永卓郎氏が感染拡大の対処策としてテレビで五輪の中止を提唱しました。
市民社会は無観客での五輪開催で万事解決になると考えるのはあまりにも短見と受け止めております。
感染防止対策での「性善説」依存、隔離実施に対する選手団からの不満、抗議（インドの例）、熱中症対策の不備等々問題山積です。
横車を押しての五輪開催の意義と目的が今なお判然としないことへの疑念はマスコミに登場する専門家が等しく共有しております。
バッハIOC会長ほかの広島、長崎訪問に現地の被害者団体から反対の声が上がっておりますが、真摯な対応が求められます。
今やＩOCの正体に触れた国民も反対だと思われます。
普通なら開催されないコロナ・パンデミックの中での五輪参加を断念する動きは感染爆発が到来すれば強まることは不可避です。
「未必の故意」が注目され出しております。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　村田光平
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（元駐スイス大使）