親しい知人(大学名誉教授)から寄せられた情報を下記共有させていただきます。
村田光平
(元駐スイス大使)
記 <昨17日、すでに東京は救急車積み残し患者が50名を超えているようです。
一方、選手村の内情も前代未聞の軟禁生活となっているようです。>
https://www.economist.com/asia/2021/07/17/japan-is-struggling-to-keep-covid-19-at-bay-at-the-olympics <「時差ボケ」の解消には 1週間以上かかり、運動能力が低下することが分かっています。そのうえ、この囚人のような「軟禁生活」に苦しむ海外選手にたとえ日本選手が勝っても、それはスポーツ競技として不公平でしょう。スポーツマンシップはどこへ行ったのでしょうか。>
<「過去のオリンピック選手村は、『不思議の国のアリス』のような、魔法のような、おとぎ話のような場所でした。すべてが可能でした。しかし、今年のオリンピック選手村は違います。より暗く、より冷たいものです。 アスリートたちは、70ページに及ぶ禁止事項が記された選手村での生活に縛られます。日本への到着はできるだけ遅く、競技開始の5日前まで、出国はできるだけ早く、競技終了後 48時間以内と決められています。日本に到着する前の 4日間に 2回の検査で陰性でなければなりません。到着後にも陰性でなければなりません。8割以上の選手が予防接種を受けていると予想されますが、毎日検査を行い、感染が確認されると失格となり得ます。また、寝るとき、食べるとき、競技をするとき以外は、マスクの着用が義務付けられています。選手はオリンピック村のジムでトレーニングをするときも、メダルを受け取るために表彰台に立つときもマスクを着用しなければなりません。また、宿泊施設と競技会場以外の場所に行くことはできません。食事はすべて、選手村のカフェテリアで、距離を保って素早く食べなければなりません。アルコールは選手村では提供されません。グループで飲むことも、公衆の場で飲むことも禁止されています」
(以上「エコノミスト」 2021年7月17日)>
<エコノミストが報じている通りの軟禁生活で本来の実力を発揮できません。
要するに全てが 異常、無理、艱難 な状態での開催です。どこかで破綻するか大きな禍根を残すことになることを危惧します。>
最早感染防止対策に万全を期すことは無理であることが否定できなくなりました。不祥事、犯罪の事例も報じられるに至っております。
市民社会は一貫して開催中止を求めております。
更に開催に執着することは「未必の故意」の犯罪性を想起させるに至ることは必至と思われます。
今からでも遅くはありません。
皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
19日、加藤勝信官房長官は五輪開会式の音楽担当による障害者虐待は許されるものではないとして組織委員会に具体的対応措置を取るよう強く要請しました。
これまでに参加を表明している各国首脳クラスの出席者はこのように傷ついた開会式への出席を再検討することは必至です。
未だに目的も意義も説明されてない五輪の開催に対する内外の市民社会の中止要求の正しさは最後まで理解され続けることでしょう。
開催を強行した場合の混乱とパニックの発生が深刻に懸念されます。