始められた退陣要求
新型コロナウイルスの感染者をめぐり、政府が打ち出した入院制限の新方針について、4日午前の衆院厚生労働委員会の閉会中審査では与野党から批判が相次いだと伝えられます。入院制限の方針について政府からの相談の有無を問われた政府対策分科会の尾身茂会長は「政府とは毎日のように相談、連絡、協議をしているが、この件については相談や議論をしたことはない」と述べたと伝えられます。現体制に対する不信感が募ります。
知人からNスタ 倉持仁医師のコメント(書き起こし )が寄せられましたので共有させていただきます。
【 Nスタ 倉持仁医師のコメント(書き起こし )】
゛ことここに至ってですね、今まで「過少評価」をして「不十分」な対策に終始してきて、そして、この「中等症 I」とか「II」とかいう分類も、これはあくまでもコロナに対する対策として医師が「手引き書」として使っている、まだ「不十分」なものなんですね。そして、中等症の IIとかで介入していたのでは「間に合わない」のです。「重症化を防げない」ということが分かっていますから、より「早い段階」で治療に介入しなければいけないので「抗体カクテル療法」(米リジェネロン・中外製薬の特例認可)を承認したはずなのですね。しかし、その治療というのは「軽症者のうちに治療」しなければいけないのに、「入院しなければ薬が全然使えない」のですね。
ですからもう言っていることがめちゃくちゃですし、このお二人(菅首相と小池都知事の画面表示)がおっしゃっていることというのは、私が医療現場から聞いたこととして聞こえたのはですね、「国民にまっとうな医療体制は供給しませんよ」というメッセージだと思うのですね。ですから、こういう人たちに国を任せていてはですね、国民の命は守れませんから、二人とも至急ですね、お辞めになったほうがいいと思います。”
(以上 2021年8月3日 TBSテレビ 16:59ごろの 62秒間)
新型コロナウイルス患者の入院要件を厳格化した政府方針によれば今後は高齢者のほか、呼吸困難や肺炎の症状がある人も軽症と見なされ、自宅療養となる可能性があります。下記の通り、倉持医師は中等症(2)での入院では治療に間に合わないことはわかっていると指摘しております! 自宅療養の在り方については自宅死を防ぐために市民の立場から再検討を提言する必要があると確信いたします。 7月25日のフジテレビ「ザ・プライム」で岡部信彦内閣官房参与は医療崩壊が確認されれば五輪は中断される旨明確に発言しました。組織委で専門家会議座長を務める岡部氏が「パラリンピック中止」に言及したことが伝えられます。 岡部氏は上記発言を守り、医療崩壊の到来は最早否定しえない現状を認め、一日も早い五輪中断の実現に尽力されることが待たれます。 村田光平 (元駐スイス大使)
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