自民党総裁選挙と市民社会
自民党総裁選挙に関して市民社会から寄せられたコメントを共有させていただきます。 脱原発とは脱自民党と同義語であるとの感を深めました。
(その1) 核融合炉の話をする人がいることに、しかも2人もいることに、驚きました。 核融合炉実用化など、絶対無理と思いますので、その実現に向けて、という人は、無知か、できないと分かっていても当面研究費が欲しい利権が絡む嘘つきかと思います。 子育てしやすい施策も必要ですが、子ども庁、子ども国債など無くても、現在の予算配分と法律を少し変えるだけでできることです。 それをいう人も、無知か、やる気のない嘘つきと思ってしまいます。 とにかく原発廃止は強力に実施して頂きたいです。核融合炉などとんでもない話です。こんなことを言う人間には総裁選から降りて欲しいです❕❕ 原発=核爆弾であることをそう言った人間は分かっているのでしょうか❓ ともあれ、選挙で自公連合を追い落とすことが重要です。従って野党には、一致団結してしっかりとしたビジョンを打ち立て希望の持てる日本を創って欲しいと思います。」
(その2) そもそも日本にとって脱原発は避けて通れない喫緊の重大な課題です。 思えば福島の原発事故の直後に、ドイツのメルケル首相が即刻自国の原発中止の方針を決めた事は記憶に新しいところです。 他方日本のような地震多発国で、原発に関わるリスクがどれほど大きいかは先般の事故でつぶさに知らされた筈ですが、今尚政府の危機感が曖昧で毅然としたポリシーを打ち出せないのは、遺憾の極みです。 この点今回の総裁選挙に手を挙げている河野氏は、当初から脱原発に賛成する 唯一の候補とおもわれます、 ただ彼は原発廃止に至る段階的なプロセスはやむを得ないと述べており若し彼が首相になれば、脱原発の理念を明白に表明して、具体的なアクションプランの作成に取り掛かると判断しています。 現時点では選挙の手前、遠慮がちにものを言っていますが、彼は物事の本質を見抜いている、決断力のある政治家と思います。
(その3) 「河野よ、しっかりしろ!」 それにしても、「原発廃絶」は世界の趨勢になっているにも拘わらず、「自民党村」では、それに触れることすらタブーになっていることに驚きを禁じ得ません。 「自民党」という世界から隔離した村では安倍某村長の顔色をきょろきょろうかがい、言いたいことも言えない弱虫の烏合の衆の集まりであることがよく分かりました。
村田光平 (元駐スイス大使)
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