鳥海山の初冠雪から一週間後、晴れているようなので2度目の紅葉狩りに行くことにしました。例年、初冠雪はすぐに消えてしまうのに、一週間後もはっきりと残っています。
しかし、この日は夕方から雨という予報。昼には高曇りの空になり、紅葉が進んでいても太陽光が少ないために、褐色に見えています。
標高1000Mあたりから東側、おそらく真室川町になるあたりの谷か盆地らしいところに、雲が水平にたまっているのが見えます。要するに雲海です。たまたま持参していた600ミリのレンズで撮ると、岩に打ち寄せる波のように見えました。
ところでこの日、カメラに着けていた広角系ズームレンズのAF(オートフォーカス)が動かないことに気がつきました。市で唯一と言っていいカメラ屋に行って修理を頼むと、「修理はできるが、中古品に買い替えたほうが安くなります」と早速カウンターのパソコンを操作して、頼みもしないうちから1台見つけてくれました。時間もかからず、その数千円の、故障したのと同じ機種の中古レンズを注文して帰ったのですが、なんとなくすっきりしません。
そういうことかと気がついたのは、カメラなどがデジタル化してから、かつては人の手の延長のような存在で、相棒のようにも感じていた「道具」に対する態度が、それこそデジタル化してしまったのだなあということです。
カメラやそのアクセサリー、部品類は消耗品であって、故障したら取り換えればよい。それは製造者側も同じで、新しい製品を開発すれば古いものは廃棄する。アフターサービスもなし、古い部品は廃棄。メーカーだって創業時は、精密機械ということで職人気質のかたまりだったろうに。
あまりのクールさに違和感を持つ自分は、アナログ人という原始人の生き残りにすぎないのでしょうね。
散歩の森にはたくさんのウグイスがいます。山から降りてきたのでしょう。でもウグイスはシャイで、いつも藪に隠れているし、ホケキョとは鳴かないので、気が付かれません。チャッチャと鋭い字鳴きが聞こえたらそれはウグイスなのですが。昨日、珍しく顔を見せたウグイスです。フェンスに阻まれて軽いパニックだったらしい。
そして今朝のリス。これ笑ってますよね。たしかにぼくは、子どものころからリスが好きなのです。シマリスを飼っていたこともありますから。