先日、神奈川県が地域振興を目的として、県民が県内にあるホテル・旅館を利用するといくらかの援助が受けられる「かながわ旅割」キャンペーンを耳にしました。
数年前に新聞記事で目にし、いずれは訪れてみたいと思っていた永福寺（ようふくじ）と重なり、家内を口説いて急遽、鎌倉旅行を決行。

　永福寺（ようふくじ）は、源頼朝が建立した鶴岡八幡宮を含む三大寺院の一つで、応永12年（1405年）の火災で廃絶したものを2007年から十年かけて2017年6月に二階堂、阿弥陀堂、薬師堂などの基壇（基礎）と苑池の復元をし、公開されているものです。
永福寺跡と地図には載っていますが、訪れる人はあまりなく地元の人が犬を連れて散歩しているていどでした。


　等間隔に配置された大きな敷石の数からも大規模な建築物だったことは容易に想像できます。
二階堂が中央、左右に阿弥陀堂と薬師堂それを複廊で繋ぎ、前面にその容姿を映すように大きな池が配置され、宇治の平等院を彷彿とさせます。
境内は、よく整備されており要所要所にCGを駆使した写真入りの案内板が設置されており、さながら屋外の博物館のようです。











　わざわざ行くほどのことはありませんが、鎌倉にお出かけの折には、お薦めです。