上野の東京国立博物館で開催されている「神護寺展」へ行ってきました。
平日にもかかわらず10台近くある発券機の前は長蛇の列、十数分間かかりました。ここでも外人が多く、券売機に慣れないせいがあったかもしれません。
館内は広くガンガンに冷房がきいており、来場者は多いのですが観覧に支障をきたすほどではなく、ゆっくりと見て回れました。4m四方の巨大曼荼羅や空海の直筆の巻物など注目する展示品が多数ありましたが、その中でも最も見応えがあり心打たれ十数分間近く佇んでしまったのが国宝の薬師如来立像でした。

現世にご利益があると伝えられる仏さまですが、微笑みなど全く感じさせない顔と人の心を射るような鋭い眼光。
眺め拝んでいるのは、こちらなのに逆に心の奥まで見透かされているばかりか、これまで75年間積み重ねてきた悪行を全て知られているような気分にさせられ、身動きができなくなるひと時でした。
その後、他の仏像を観て回ったあと、再び薬師如来立像のもとへ。
今度は少し離れた場所から左右に従える日光菩薩と月光菩薩を含め、また暫く眺めていました。
猛暑を忘れ心鎮まる2時間弱でしたが、展示会場から出ると、また猛暑の娑婆、近くのアメ屋横丁で冷えたビールをあおり現世への帰途につきました。

気分も良くほろ酔い加減で上野から神田まで歩きましたが、街の風景は全く変わってしまい、特に戸惑ったのが秋葉原。昔、通った電気屋さんは、ほとんど見当たらず、ゲーム、アニメ、キャラクター、ブランド物を扱うお店ばかり、そしてここも外国人観光客でごった返していました。