ゴル好きは知っていると思うけど 5<CADDIE>
私についてくれたCaddieは、「飲んだくれ!」で嫁さんと乳飲み子のミルク代稼ぎとはいいながら、朝から酒の匂いぷんぷんの中年オヤジ。外見は立派な口髭を生やし、プレイの後は、エールを呑みに行こうと誘ってばかり! 然し、CaddieにはランクがありAA,A、Bと三種類あって、夫々Feeが異なります。試験によってAAが合格者ですが、プロ級の腕前です。BはアルバイトのBag carrierで,私についたのは、運悪くこのBでした。決してFeeをケチった所為ではありません。馴染みになれば、指名もできますが、依頼者の腕前にもよります。もちろんチっプをはずめばの話ですが。 2~3ホールも回ればプレイヤーの実力を即座に判断し、黙って実力に相応しい番手を渡してくれます。プレイヤーの飛距離に合わせて方向を指してくれますが、このコース特有のポットバンカー(蛸壺バンカー)を避けるようにアドバイスするのです。 稀に、試打してみせてくれますが、彼等の腕はプロ級ですから見とれるだけで、参考にはなりません。勿論グリーン上で示すパッティングラインは数ミリと狂わない筈ですが、広大なグリーンは傾斜よりも距離が問題ですから、気楽にやるしか方法はありません。 要するに、腕を上げてからコースに出た方が良いということになります。 なほ、Caddieと言う呼び名は、18世紀に雑役をしていた子供たちを意味するCaudieから来たという説と、フランス語の小姓を意味するCadetから来た等、諸説あるようですが、解りません。 次回は二番からですが、アウトの八番まで右側、つまりSt,AndrewsBay側は藪とラフがもじゃもじゃと生えています。スライスは大変です。
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