ゴルフ好きは知っていると思うけど 9<CROSS>
アウトの2番Dyke,3番Cartgate,4番Ginger beer,5番Hole o’ Cross、6番Heatheryはストレスを抱えながらそれなりに通過しました。風が強くなり嫌な予感がします。 7番Highミドル(359yds)とインの11番Highショート(170yds)はダブルグリーンで、ピンが交叉して立っています。風が出なければ易しいホールですが、イーデン河(River Eden)から強い向かい風が吹くと、もうお手上げです。プレイヤーは譲り合うどころか、前へ前へと必死です。アウトとインの折り返し付近は、イーデン河とセント・アンドルース湾に挟まれた半島の真ん中にあり、風の通り道のようです。お陰様で風の意地悪は受けずにすみました。 8番Short(163yds)9番End(310yds)という素直な名前のホールは追い風に乗って無事に通過、インのスタートホール10番BobbyJonesも点で攻めて(?)11番に向かいました。因みに、大プレイヤーの名前を冠したホールは最終ホールのTom Morrisと二人だけです。 11番High-innショート、このホールには今でも語り継がれる有名なエピソードがあります。ボビー・ジョーンズの話です。 グランドスラムを達成し、引退後あのオーガスタを作ったボビーが1921年、19歳で挑んだ全英オープン、ボビーはこの11番でグリーン手前のバンカーに入れ動揺した彼は、6打目のパットを打つ前にボールを拾い上げ棄権しました。 5年後の1926年に全英オープン(ゼ・オープン)で優勝し、翌1927年にOld Courseでも優勝しましたが、恒例のスピーチで「私は、7年前の行為を恥じている」と告白しました。ボビーは1930年、グランドスラムを達成した後僅か28歳でトーナメントを引退します。1958年彼は、この街を再訪します。
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