今年の紅葉の見頃はいつごろになるか、様子を見ようと９月21日に７合目の鳥海湖まで登ってみました。ところが、標高１０００M以上（鳥海山は２２３６M)ではすでに紅葉が始まっているのでびっくり。連休に遠方から来た人に、山がサービスしてくれたという風情でした。
　駐車スペースもないほどに混雑ぶりでこれにもびっくり。
　登山道は、枯れ草が放つアロマなのか、甘い芳香が漂っています。
　遊佐町の吹浦と象潟を結ぶ山岳道路ブルーラインで５合目鉾立に行き、そこから登り始めます。これは最もポピュラーなルートで、賽の河原、鳥海湖畔の御浜を経るコースです。私たちは、頂上へは行かず、鳥海湖を一周して帰ってきました。
　登山道のオオカメノキ（別名ムシカリ）は葉を赤く染め、枝先にはすでに冬芽も準備しています。オオカメノキ

　賽の河原付近の湿地にはリンドウの花。ミヤマリンドウは本来は春咲く花ですが、花にとっては雪解けが春ですから、最近まで雪渓があったことを意味します。ミヤマリンドウ
エゾオヤマリンドウ

　御浜の岩場にはミヤマハンミョウが。ハンミョウは昆虫界のハンター。漢字では斑猫と書きます。英語ではタイガービートル。ミヤマハンミョウ１
ミヤマハンミョウ２

　以下、鳥海湖を巡る画像です。

　噴石群です。噴火ではこんなのが落ちてくるわけですね。噴石群
こんな紅葉もあります。そしてミヤマアキノキリンソウ。ミヤマアキノキリンソウ