今日、安倍首相主催で国際金融経済分析会合が開かれる。ここに出席するのが、以前から日本の消費税率引き上げに反対するジョセフ・スティグリッツ米コロンビア大教授だ。
スティグリッツ氏ら出席 16日に初の国際金融経済分析会合 引用元:2016.3.16. 日本経済新聞
安倍晋三首相は16日に世界経済について有識者の意見を聞く国際金融経済分析会合の初会合を首相官邸で開く。5月末の主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)までに5回以上開く予定だ。
世界経済、金融の情勢を分析し、対応策を議論する。2017年4月からの消費増税の是非を判断する材料となる可能性がある。初会合にはノーベル経済学賞を受賞したジョセフ・スティグリッツ米コロンビア大教授が出席する。
メンバーは首相、石原伸晃経済財政・再生相、麻生太郎副総理・財務相、菅義偉官房長官、加藤勝信一億総活躍相、岸田文雄外相、林幹雄経済産業相、黒田東彦日銀総裁。17日の2回目会合はデール・ジョルゲンソン米ハーバード大教授と岩田一政・日本経済研究センター理事長を招く。
座長は石原氏が就く予定。15日の閣議後の記者会見で「首相、財務相が(考えを)整理をしていく上で重要な会合だ」と述べた。 |
ジョセフ・スティグリッツ wikipediaより
『ジョセフ・E・スティグリッツ』より : ジョセフ・E・スティグリッツ(Joseph E. Stiglitz, 1943年2月9日 - )はアメリカ合衆国 アメリカ人の経済学者で、2001年にノーベル経済学賞を受賞した。現在における、最も有名な経済学者である。 スティグリッツはインディアナ州のガリーに生まれ、1960年〜63年までアマースト大学で学び、その後は大学院生としてマサチューセッツ工科大学で学んだ。1965年〜66年まで、ケンブリッジ大学でフルブライト奨学生として過ごした。その後は教授として、マサチューセッツ工科大学とイェール大学で教え、現在はコロンビア大学で教鞭を執っている。日本では一時期慶應義塾大学で客員教授を務めていた。
|
これまで引き上げ見送りを検討する条件として「リーマンショックや大震災」を挙げてきたのだから、いまさらスティグリッツ教授の意見を聞く必要もないだろうに。それとも、これは何かへの布石か。
前回の総選挙の成功に味を占め、二匹目のドジョウ、いや三匹目を狙ってのことか。
「消費税率引き上げの再見送り」の信を問うとして、経済・財政政策を前面に出して衆参ダブル選挙にでて、一挙に「憲法改正」を狙う。
特定秘密法、安保法制と二度も騙された国民を甘く見てのことか、何度もこんな姑息な手段が通用してしまうとは思えないのだが。