9月7日のサントリー・ホール公演「ユジャ・ワン ピアノ・リサイタル」の演奏プログラムが発表されました。
スクリャービンのピアノ・ソナタ第4番、ショパンの即興曲などと、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ第29番「ハンマークラヴィーア」がラインアップされていました。
そこで今回は「ハンマークラヴィーア」を取り上げます。とは言っても40分超の大曲なので、冒頭部分での聴き比べです。
私のライブラリーからポリーニ、ブレンデル、バックハウス、グルダ、アシュケナージ。YouTubeからリヒテル、ケンプとギレリスを選択しました。
演奏順
①リヒテル ②ギレリス ③ケンプ ④グルダ ⑤ポリーニ ⑥ブレンデル ⑦バックハウス ⑧アシュケナージ
ユジャ・ワンのリサイタルは友人の薦めで、初めて行くコンサートですが、これら巨匠に比べてどういった演奏をするか楽しみです。
※ YouTubeから警告が入ったので、ユジャワンの演奏をカットしました。
ハンマークラヴィーア wikipediaより
『ピアノソナタ第29番 (ベートーヴェン)』より : ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンのピアノソナタ第29番変ロ長調作品106は彼の書いた四楽章ピアノソナタ(全10曲)の最後となる大曲。《ハンマークラヴィーア》と呼ばれている。(ベートーヴェンはシュタイナー社への手紙の中で、作品101以降のピアノソナタに、ピアノフォルテに代わりドイツ語表記でハンマークラヴィーアと記すように指定している。作品106に限ってハンマークラヴィーアと呼ばれることは、ベートーヴェンの意思に反するだろう)後に続く最後の3曲とは対照的に、空間的な巨大さが特徴。演奏は現在でも非常に困難なものとされ、多くのピアニストにとって“壁のような存在”と言われる。
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