福島市に行ってきました。
福島に行ってきました
3/11以来、東北3県(福島・宮城・岩手)に直接出向くのは今回が19回目です。今回は片道約320キロ、安全運転優先ですから途中疲れを感じたら何度でも休憩をするという運転の仕方で往路は5時間ちょい、復路は7時間半くらいの行脚でした。 今回は8月の『保養ネットよこはまin伊豆河津』の古民家キャンプで知り合いになった福島市在住のAさんのつながりでひかりの子保育園とめばえ幼稚園で『お話おじさん』をしてきました。
ひかりの子保育園ではお話おじさんの他にお土産に創っていった乳児用のパーテーション(約畳1・5畳分位のスペースの壁面を創りだせる大きさ)を先ずはクラスでお披露目して、保育室で使えそうならば差し上げたいのですがどうでしょうか…と担当の職員の方々に採用の判断を仰ぎました。幸い気に入っていただけましたのでめでたく贈呈という運びになりました。日々の保育の中で今後どのように使われていくことでしょう、とても楽しみです。 このパーテーションのモデルは現在私が非常勤保育士をしている保育園の0歳児クラスで大型遊具としても実践実証済みなので自信をもって現地でお披露目してきました。 大小の○△□の窓から内側をのぞいたりイナイナイバーをしたり蒲鉾型の穴をトンネルにみたててくぐり抜けたりのあそびに使えます。 このパーテーションの素材は段ボール製です。 極めて大型の段ボール箱を入手しこれを一度解体して4枚重ねにし周囲を麻糸で縫い上げたパネル状 (高さ約62㎝幅約80㎝厚み約35ミリ程の大きさ) のものを6~7枚連結してあります。今回の作品の製作時間は延べ26時間ぐらいかかりました。縫い上げるのに使う「針」は私の考案した手製のもので針金のハンガーを一部切り出してリフォームして作った特製の道具です。糸の麻糸は結び目を『テグス結び』にして、輪っか連結して使います。 パーテーションの使い方としては「間仕切り」以外の使い方として、パネルを自立させて「L字型」にしたりカタカナの「コの字型」にしたり円形や楕円にしたり、長方形にしたりいろいろの形に臨機応変の遊び空間として使え、と同時に活用としては担当の保育者の遊び心のありようも反映されるというものです。 ここしばらくは支援活動で訪問する保育園の乳児保育室に大型遊具の一つとしてあちこち出前しようと計画しています。 実は私はこの数か月間このパーテーションの制作に凝っていて、木工作家というよりは段ボール作家のような、畳職人のような・・・状況になりつつあります。創っていて楽しいです。子どもたちがどんな顔してあそぶだろうかなどとその様子を思い描くとわくわくしてきます。自分なりにできる支援活動のアイテムがさらに具体的に広がりつつあります。 来月は岩手県に行ってきます。
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