ばぶにとっての2016年ってどんな年だったか ①
押し並べて言いますと、ものづくりでも、朗読でも、復興支援活動でも保育の仕事でも、やりたいと思っていたことはそれぞれそれなりにかなりやれた一年間でした。 今年を思いつくままに順不同にいろいろ思い起こしてみます。 いろいろな発見、気づき、出会い、希望と戸惑い、失望の中に見出す希望などなどなど。
・掛布団の蛇腹折り 起きぬけに大事にしていることの一つにベットメーキングがあります。朝起きて掛布団が幼虫の抜け殻みたいにトンネルのようになっているままの様子が嫌でたたんで隅に寄せるのです。あるとき思いついたのはこの掛布団を細かい蛇腹折にすると、就寝時シャッターを引き下ろすようにスルスルっと掛けられます。我ながらいい思いつきをしたものだと悦に入っています。
続いては食のはなしです。 ・「かぼちゃの煮つけ」を作る頻度が増えました。何故って簡単に作れます。いい加減な調理と調味で毎回同じような手順で、仕上げるのですが、面白いことに結果物は毎回新鮮(?)というか同じような仕上がりにならないのです。奥が深い料理であり趣深い食材なのでしょうね。煮汁が残ります。その残り方もしゃぶしゃぶに残ることもあれば加熱の温度と過熱タイムでほとんど煮汁が残らないこともあります。器を洗うとき上半期は煮汁を捨てていましたが、ある時この煮汁をベースに溶き卵を加えてレンジでチンしてみました。すると思いのほか味わい深い卵蒸し(卵焼き)ができました。今では煮つけの余禄的なレギュラーの一品になりました。 ・珈琲豆を手回しミルで粉にして、ドリップコーヒーを入れています。もう40年以上もやっている生活の一部です。町田の鶴川にある自家焙煎屋茜珈琲店で買い求めます。 ここ10年くらい前からドリッパーはメ○タジャパン社の1×1を使い、ペーパーフィルターは同じ会社の1×2を使っています。その理由は1×1のドリッパーに1×1のペーパーで使うと、キャパにゆとりがない為、挽いた粉をミルの引き出しからペーパー内に移す時にせっかくの粉をドリッパーの周囲に若干振り撒いてしまいます。不便に感じていましたのでペーパーを買い足すときにその次からペーパーのほうを一つ大きなサイズのものに替えました。もう粉はこぼれません。 けれどもペーパーとドリッパーの大きさの規格が違うためミシン目に沿ってペーパーの淵を折り曲げると規格の違う両者の相性が芳しくありませんでした。たまたまペーパーの折り方をミシン目にこだわらずに1×1サイズに合うように大胆に折り曲げることを思いつきまして、これがまた実にしっくりと収まる組み合わせに作れるようになりました。これは今年の発見(思い付き)の一つです。 こういうのも脳科学者の言うところのセレンディピティ―なのかもしれませんね。 ・トマトの名産地(?)の再発見、今までトマトといえばなんてったって熊本産というこだわりが強かったのですが、この夏のある時期、行きつけのあっちのスーパーでも、こっちのスーパーでも秋田産のトマトがメインに売られていました。試しに買い求め食してみますと、熊本に負けず劣らずの美味。というか、これは生産者の努力と品種改良や生産技術が大幅に進歩した故でしょう。あちこちの県産品のものでも結構旨いということを発見しました。
|