皆様
岸田外務大臣宛メッセージを別添お届けいたします。
岸田文雄外務大臣殿 引用元:メッセージ 2016年12月14日
拝啓
英文発信資料を別添お届けいたします。
私の活動に好意的な健康と食料問題を扱う国際NGO,自然解決事業団(Natural Solutions Foundation)はこのほど福島事故後の私の英文メッセージを別添の通り「文明の危機」と題する資料の形で編纂を了しました。 福島事故は人類の危機であり、その叡智の最大規模の動員による対応を必要とすることを指摘しております。 また、地球倫理の確立を訴えております。同資料は私のホームページでご覧いただけます。 http://kurionet.web.fc2.com/Crisis20161208.html 著名な方々より下記の激励の返信があり、喜んでおります。 "Congratulations on your devoted work. I entirely agree with you and will spread this."(傑出した英国の平和活動家) "The attachment makes compelling reading. We have to very quickly move from awareness to action"(インドの著名な国際政治学者)
「これまでの命を懸けた使命感、その粘り強く真摯な発言が、国境を越え心ある人々の共感を呼び、この快挙に繋がったのだと思います。日本人が英文で発信し た文章がこのように編集され全世界で注目を浴びることは、私の知る限り岡倉天心、新渡戸稲造、鈴木大拙以来かも知れないと思うほどです。」(現役の伝記作 家)
国際社会は日本の事故対応振りに不満を強めつつあり、具体的な要請を行う可能性すら予見されます。 日本の責務は重大です。 貴大臣のご理解とご支援をお願い申し上げます。
敬具 |
「内外で高まる東京五輪返上の声」と題する2016 年年頭所感で「放射能安全神話」の巻き返しによる福島隠しすら見られること、このままでは未来の世代は放射能被害の無実な犠牲者になってしまうことを指摘 しました。小泉元総理の「トモダチ作戦」により放射能被害を蒙った米軍兵士救済基金の設立(既に1億円到達)は福島隠しへの挑戦となります。このたび編纂 された私の英文メッセージ集、eBook「文明の危機」は福島の実態を伝えることに出来るだけ留意しており、本メセージで紹介した通り内外で反響を呼んで おります。福島隠しへの挑戦となリ得ましょう。
福島の現状は深刻です。大飯原発差止原告団団長の京大名誉教授からこのほど下記の見解が寄せられました。
1.東北地方太平洋沖地震(Mw9.0 )で割れ残った領域の動きが心配です。この地震では南北約500km、東西約200kmの領域が一度に破壊しました。しかし海洋性の太平洋プレートと陸側 のプレートがせめぎ合っている場所で、房総沖と十勝沖が割れ残っています。十勝沖はさておき、房総沖で海溝型巨大地震が起これば、首都圏も津波の被害を受 けるでしょう。そうなると日本の経済は壊滅状態になります。そうなると、「東京オリンピック」どころではなくなりますね。
2.福島第一原発に関して、私が一番憂慮しているのは2号機の問題です。1,2,3号機が稼働しておりましたが、1,3号機は建屋が吹っ飛び、放射性物質 を大量に吐き出しましたが、2号機は陰に籠っています。メルトダウンからメルトスルーした燃料屑が現場にそのまま残されています。福島第一原発が、そう遠 くない時期に震度7の揺れに見舞われることは間違いないと思いますので、そのときに2号機がどうなるかを考えると、身の毛がよだつ思いが致します。
ご理解とご支援をお願い申しあげます。