拝啓
1月30日、大きく報じられた福島第一2号機の毎時530シーヴェルトのデブリの問題は東京五輪の安全性如何に世界の関心を集め始めております。
7日寄せられたメールの下記情報は多大な注目を呼ぶものと思われます。
「2017年2月6日、中国外交部は定例記者会見を開き、先日福島第一原子力発電所2号機内部で高い放射線量が推定されたとの報道に関連し、陸慷(ルー・カン)報道官が日本政府に責任ある説明を求めるとともに、日本へ渡航する中国人に注意を呼び掛けた。
会見で記者から中国人の日本渡航に影響するかとの質問に対して陸報道官は、いかにして有効な措置を取り、事故の影響を消し去るかについて日本政府が責任ある説明をしてくれることを望む旨、また、これは日本国民に対する責任のみならず、近隣国民や国際社会に対する責任だと述べた。」
(
http://news.livedoor.com/article/detail/12641695/)
このような国際的反響を招いた福島2号機問題との関連で注目されるのは倒壊のおそれがある1号機と2号機の間にある高さ約120メートルの排気筒の存在です。この排気筒を支えている骨組みの溶接部分5カ所(地上66メートル付近)が破断、さらに3カ所が変形していることが、東電の調査により13年に判明しております。東電の元社員であり、原発で作業員の指導や放射線管理者を務めたこともある桑原豊さん(59)は、「心配なのは排気筒の倒壊。中に溜まっている100兆ベクレル以上とされる放射能に汚染された粉じんが、大気中に一気に噴き出します」と警告しております。
(
http://www.asyura2.com/16/genpatu46/msg/885.html)
このような状況下で、東京五輪招致疑惑をめぐり、仏検察当局が今なお捜査を続けていることを内外のメディアが取り上げ、大きな反響を呼んでおります。
五輪返上に大きく近づき出したと思われます。
貴官房長官のご指導とご尽力をお願い申し上げます。
敬具
2017年2月9日
村田 光平(元駐スイス大使)