三カン欠如の日本病
現在日本中を騒がせているスキャンダルは海外でも大きく報道されております。
最近の発信に対して各方面で活躍されている方々から寄せられたコメントをお届け致します。
(その1) 本当におっしゃるとおりでございます。日本には、倫理観、責任感、正義感の三カンが大きく欠如しております。それが、原発、オリンピック、森友、豊洲移転、すべてに出ております。accountability という言葉が日本にはないのは、三カンの欠如が原因でございますね。 (その2) おっしゃるとおりですね。どうして為政者は国民の幸せより、国のメンツや権力の維持に汲々とするのでしょうね。民主主義国家でありながら、 (その3) 仰るとおりでございます。 福島では、原発事故後に各地に送られた精神障害者の処遇に関しても、看護師の数が県の担当部署の決定で、減らされたり、彼女たちの給料が減らされたり、 非人道的で無責任な対応が行われている、と聞いています。 日本の社会は、どこまで人間としての誠実さを失っていくのかと心を痛めております。福島でのことは、県知事さんにお手紙を書こうと思っております。 (その4) 問題は、どこにでも無責任な人たちいますが、日本はそれが「エリ―ト」という立場の人たちに決定的にかけている。ここが大問題なのです。 福島原発で、これが世界にばれてしまったのですね。 (その5) 震災以来、福島県の人口は減少の一途をたどり、202万人いた人口は194万人です。2011年以来、福島県内総生産(GDP)は、上昇の一途をたどっております。GDPは、人口と比例関係にある、というのが、常識です。 今は、それを福島県は非常識に押し返しています。その原資は、「復興予算」です。それは、減少し始めています。 景気の腰折れは、被ばく地である福島県に、巨大で悲惨な結果を呼び込むでしょう。 上記のコメントはいずれも「三カン欠如の日本病」を嘆いております。 一層のご理解とご支援をお願い申し上げます。 村田光平 (元駐スイス大使)
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