目からウロコが落ちてから最初の挑戦。しかも今回もウロコが落ちるアドバイスをくれた試験官がつき、いい兆しかと期待しましたが、あえなく
惨敗。
試験後、例のワンポイントアドバイスで「前回指摘したアクセル、ブレーキ操作は格段に改善されましたが、バスの運転にはもう一息です」と言いながら見せてくれたのが、加速度計。
前後と左右の動きを感知するもので、0.3G以上の目盛りが黄色と赤のゾーンに色づけされていました。
つまりアクセル、ブレーキ操作やハンドルを切ったとき針がイエローゾーンに触れたら減点ということらしい。
確かに外周の大きなカーブに入るとき、格好をつけて4速から3速にシフトダウンしてエンジンブレーキをかけたが、思いのほか強く効いてしまった。今考えるとシフトダウンなどせず、フットブレーキだけにしておけばよかったが、後の祭り。
ほかにも課題の縦列駐車、鋭角、後方感覚は難なくクリヤーしたつもりだったが、必須の6点確認が二回されていなかったとの指摘もあり、減点超過ということ。
今回は、杖をついたお年寄りがポールに掴まって立っていることを想定したが、次回はそのお年寄りの頭に加速度計も乗っていることを考えながら運転しなくてはいけないかな。
ちなみに、加速度0.3G以下のイメージは、500mlのビールのロング缶を二本縦に積んで床に置き、倒さずに運転するぐらいの慎重さだそうです。
♫わかちゃいるけど、やめられねぃ!♫
昔、クレージーキャッツにこんな唄がありましたが、長年ついた習性は簡単には変えられません。頭では十分理解しているのですが、付け焼刃ではひょんなことで馬脚を現してしまうもんです。
例えば、走行中に次の交差点の歩行者用の信号が点滅を始めたとすると、車用の信号もそろそろ黄色に変わる前触れ、早く交差点を抜けるためにアクセルを踏み込むのがこれまでの運転です。しかし大型・中型二種ではアクセルから足を離しポッピングブレーキで後続車に注意を喚起し、徐々に減速して停止する。そうしないと交差点手前で急ブレーキになるか、黄色信号で交差点に突っ込むことになりかねない。確かに理屈では、そうだと理解はするのですが、そこは長年についた習性で反射的にアクセルを踏み込んでしまうのです。
細い道路から一時停止して幹線道路に合流するときです。停止線はだいぶ手前にあるため一旦停止し、例の6点確認してからゆっくりと前に出て右から来る車の合間を見ながら左折して合流するわけですが、右からの車が続いていているような場合、再度停止して合間を測ざるをえません。そして合流できそうな間隔をみつけたとき、再び6点確認をしてからクラッチをつないでいかなくてはいけないのです。しかし現場は名だたる下川合インター、保土ヶ谷バイパスから猛スピードで下りてくる車が多く、悠長に待っておれず、つい流れに乗ることばかりに気が行き、6点確認など忘れてアクセルを踏み込んでしまいます。


因みに、技能試験の合格ラインは100点からの減点方式で80点が合格ライン、安全不確認で10点減点ですから、2回やればアウトです。安全確認とは停止発進・バックをするたびに6点確認(首を廻して室内直視、左後方直視、左サイドミラー、バックミラー、右サイドミラー、右後方直視)ですから習慣づけないことには、つい忘れがちです。
最近は歩いている時も運転を想定しながら首を振っていますが、周りの人からはどう見られているか。
いゃ、どう思われようとも やるっきゃない!