菅官房長官宛メッセージをお届け致します。
竹本修三先生の2号機問題に関する報告書の最終版とご報告した朝日Withnewsのインタービュー記事をお届けするものです。
再稼働の動きが報じられる一方、マスコミは取り上げませんが4月1日に広島大学で「日本の歩むべき道」と題する小泉元総理の講演会が開催され、出席者は1,000名を上回ったと聞きます。
福島事故の教訓を全く無視する再稼働は頓挫するものと信じます。
自主避難者に対する支援打ち切りという無責任を国民は放置しないと思われます。
皆様のご理解とご支援をお願い申し上げます。
竹本修三先生の2号機問題に関する報告書 引用元:菅官房長官宛メッセージ
菅 義偉 内閣官房長官殿
平成29年4月7日 村田光平(元駐スイス大使)
拝啓
福島第一2号機問題で警告を発している竹本修三京大名誉教授はこの程関係方面の知見も取り入れた下記所見を発表しましたのでご報告致します。 http://www.eonet.ne.jp/~takemoto-home/17apr04.pdf
各方面の有力な専門家の意見も取り入れた労作です。現場で震度7の地震が発生すれば2号機の建屋は崩壊し、東京も住めなくなるとの指摘が見られます。中途半端な形で保持されている核燃料デブリが格納容器の底に溜まった水中に急速に落下したらどうなるか早急に検討を要すると訴えております。同問題への対応は我が国にとり最優先課題といえます。
国際社会も動き出した感があります。去る3月25日、中国の若者に人気のあるネットのサイトであるApril MediaのRao Jin記者が来日しインタービューを受けましたが、2号機問題に言及したところ、翌々日には急遽京都に赴き竹本先生のインタービューを行うという熱の入れようでした。 Rao Jin 記者のインタービューを受けた際、通訳を務めた朝日新聞 Withnews編集部の章蓉記者(中国人)による下記記事が4月6日公表されました。これまでの私の経歴に関して身に余る評価を頂いておリますが、福島による地球環境悪化を懸念する国際社会の支援を象徴する記事であると受け止めております。 http://withnews.jp/article/f0170406000qq000000000000000W02310701qq000014960A
貴官房長官の格段のご指導とご尽力をお願い申し上げます。
敬具 |
村田光平
(元駐スイス大使)