福島に行ってきました。
今回の支援の旅は12(金)13(土)14(日)の2泊3日の訪問でした。 直接現地に行くのは今回が21回目。 走行距離は790㎞の行脚でした。 福島市で3か所、田村市で一か所訪問してきました。
昨年の12月福島市の『森のほいくえん野の子』の施設長の丹治さんから 「やっと認可が取れました。その節はお世話になりました」 という嬉しい報告と、リンゴが届きました。 私は4年前こちらの保育園に自作の木のパズルや木のおもちゃなどを復興の支援品として贈り、さらにその数か月後に『お話おじさん』として訪問をした経緯があります。
市から認可が取れたという吉報にビビビッと反応して『お祝いにパーテーションを制作して、時期はゴールデンウイークの次の週に届けよう。』というアイデアが即、閃き決意しました。
こちらの保育園は最初無認可として立ち上るため「三日後には入園説明会を開く」というタイムスケジュールの中、まさにその直前あの東日本大震災(2011/3/11)にあいました。 それから今日に至るまで本当に苦しい運営の中へこたれずに踏ん張って6年間の保育実践を積み上げその実績が認められ「森の保育園野の子」は福島市の小規模保育事業B型として市から認可されこの4月から認可保育園としての新たな一歩を踏み出したのです。定員19名という枠ですが今年は12名でのスタートです。
今回のワクワクパーテーションの制作には自分でもびっくりするくらい普段以上に熱が入りました。 材料の段ボールを集め、こつこつ縫い上げ、ザクザク切り抜き、ペタペタクラフト紙と和紙でコーティングして制作延べ時間41時間。 材質:段ボール紙製 寸法:厚み28㎜×縦幅640㎜×横幅780㎜のパネルに○△□の大小の窓を開け これを蛇腹折5枚連結し完成しました。
12(金)のお昼寝明け「野の子」の子どもたちはワクワクパーテーションとご対面。 早速中に入り込む子ども、○窓から顔を覗き込む子、大きめの窓をトンネルくぐりして中から出てきたり外から入り直したりする子、一番端のパネルをドアに見立ててやたら開けたり締めたりする子。 5枚のパネルは5角形のお家になったりUの字型になったりVの字型になったり、W型っぽくなったりして狭い空間になったり広い空間になったりと変幻自在です。 子どもたちのあそびの反応ぶりがあまりに穏やかで和やかに楽しんでいる姿に私は感動して、保育時間が終わったあと2階の予備室でさらに5時間かけて和紙をもう一重貼り重ねて『念入り仕上げ』にバージョンアップしました。合計で46時間の制作時間でした。
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