昨日行われた安倍首相の記者会見、あまりの軽さに呆れ果てました。
冒頭いきなり「政策とは関係ない議論ばかりに多くの審議時間が割かれた。国民のみなさまに大変申し訳なく感じている」と何時もにもなくしおらしく語り始めたと思いきや「印象操作のような議論に対して、つい強い口調で反論してしまった」とその責任の大半は野党にあるかのような言い訳。続けて
「指摘があればその都度、真摯に説明責任を果たしていく。国会の開会、閉会に関わらず、政府として分かりやすく説明していく」その気もないのに見え透いた嘘を。それなら共謀罪法案を中間報告という異例の手法で強行採決したのは何だったんでしょう。
あまりにも誠実さのない言葉だけの反省、まるで子供がその場逃れの言い訳をしているような、そう言えば彼はマザコン、ゴットマザーから「おじいちゃま(岸信介)はそんなことはしませんでしたよ」とでも言われたのかな?
各社の世論調査では、内閣支持率が10%前後下落したとのことですが、まだまだ甘いような気がします。そう言えば昨日NHKのクローズアップ現代によると文科省でまた新しい萩生田副官房長官がらみのメモが見つかったのこと、今後の展開を注視していきましょう。
加計対応「二転三転し反省」 「印象操作につい強く反論」 首相、国会総括 引用元:朝日新聞 2017.6.20.
安倍晋三首相は19日、前日の通常国会閉会を受けて首相官邸で記者会見した。首相の友人が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」の問題で政権批判が高まるなか、野党への反論など自らの国会対応を取り上げて「政策論争以外の話を盛り上げてしまった。深く反省する」と語った。「指摘があればその都度、説明責任を果たす」とも述べたが、具体的にどう国民に説明するかは明らかにしなかった。
加計学園の獣医学部新設問題では、文部科学省が作成した「総理のご意向」などと記された文書をめぐり、政権が当初「怪文書」と位置づけ再調査を拒んだことに批判が集中。国会閉会に合わせた報道各社の世論調査で、内閣支持率は軒並み大きく落ち込んだ。
首相はこうした状況を踏まえ、会見冒頭で通常国会の審議について「政策とは関係ない議論ばかりに多くの審議時間が割かれた。国民の皆さまに大変申し訳なく感じている」と釈明。加計学園や学校法人「森友学園」の国有地売却問題をめぐる野党の追及を念頭に、「印象操作のような議論に対して、つい強い口調で反論してしまう。そうした私の姿勢が、政策論争以外の話を盛り上げてしまった」と語った。
再調査を迫られた政権が最終的に文書の存在を認めたことについて、「対応が二転三転し、国民の不信を招いたことは素直に反省しなければならない」と述べた。野党は国会の閉会中審査と、文書の存在を証言した前川喜平(きへい)・前文科次官の証人喚問を要求。首相は「指摘があればその都度、真摯(しんし)に説明責任を果たしていく。国会の開会、閉会に関わらず、政府として分かりやすく説明していく」と語ったが、自身が説明に応じるかどうかも含め具体的な対応には触れなかった。
森友学園の問題については「国有地の売却については、すでに会計検査院が検査に着手している。政府として全面的に協力していく」と述べるにとどめた。
国会の最終盤で採決を強行して成立させた「共謀罪」法について、首相は「テロ対策で国際的な連携を強化していくうえで不可欠な法律だ」と強調。一般人が処罰の対象になるか国会で政府側の説明は二転三転したが、首相は「一般の方が処罰や捜査の対象となることはない」と訴えた。
一方、首相は人材育成を考える有識者会議を7月にも立ち上げる方針を表明。「日本を誰にでもチャンスがあふれる国に変えていく。そのエンジンとなる有識者会議を立ち上げる。いわば『みんなにチャンス!構想会議』だ」と語った。 |
フェイスブックに、朝日新聞の報道姿勢を「言論テロ」とする投稿があり、そこへ首相のアカウントで「いいね!」ボタンが押されてるそうです。どこかの大統領並みになってきたようですね。