本20日発出した安倍総理宛メッセージをお届け致します。
「国際社会における名誉ある地位」が脅かされだしている中で、海外に在住の方々が東京五輪に関して動き出したことが反響を呼んでおります。
これに賛同する総理経験者はBach IOC会長宛に連名で書簡を発出することに賛成されております。
本日、福島県の関係者に照会したところ排気塔対策は詳細の報告を受けた昨年秋以来何ら進展がないとのことでした。
村田光平
(元駐スイス大使)
東京オリンピック 引用元:安倍晋三内閣総理大臣 宛メッセージ
安倍晋三内閣総理大臣殿 平成30年3月20日 村田光平 (元駐スイス大使)
拝啓 未曽有の不祥事とされる今回の公文書「改竄」事件は、日本の国際社会における名誉ある地位を脅かすものと見られ出しております。 3月12日付 ニューヨーク・タイムズ紙は、改竄部分まで詳しく報じ、官僚が文書の改竄まで犯した背景を伝えております。 https://www.nytimes.com/2018/03/12/world/asia/shinzo-abe-japan-scandal.html?smid=tw-nytimes&smtyp=cur
日本の現状を憂慮する海外在住の知人からは日本国民の責任にかかわる問題として、福島原発の危険な現状を海外に知らせない東京五輪をこのまま放置できないとの強い決意を伝える下記要旨のメールが寄せられました。
<現在、福島原発が少なからず東京に影響を与えていることは否めないという事、その時期に地震が起きないなどとは誰も確約できないという事、従って、 選手たち、観客として東京を訪れる国民の健康を危険にさらす可能性をも否めないという事を、私はオリンピック参加国に通達しようと考えています。 福島原発の現状を知り、危険性がある事も知っていながら、黙って人々が東京にやって来ることを見過ごす事だけは人間としてできません。>
福島原発第一が2号機問題、排気塔問題等々緊急に対応を要する状況であることにつき国際社会は認識を深めつつあり、これを無視し続ける国際オリンピック委員会(IOC)の責任が深刻に問われ出しております。
貴総理の一層のご指導とご尽力をお願い申し上げます。 敬具 |