お上りさん
今日、上野の東京都美術館へ出かけるにあたり、あらかじめ路線案内で経路をチェック。
乗換駅の表参道で下車、すると目の前に階段が、これは偶然にもベストな位置に乗り合わせたと階段を一気に駆け下り、次に乗る銀座線はどこかと案内標識を探すと・・・? 何と今下りてきたホーム、つまり下車して向かい側に乗れば良かったのです。愕然、他の駅ならともかく、この表参道は社会人として初めての赴任地で、十数年間利用した駅です。 いくら久しぶりとは言え、物忘れなのか、眼先のことにしか目がいかないのか、いずれにしてもこれが老化なんでしょうね。
せっかく駆け下りた階段を戻るのも癪にさわるので、もう一つの千代田線に乗り換え根津駅まで行きそこから歩くことにしました。こういった応用が利くあたり、まだまだだとほくそ笑んでいる内に、電車が国会議事堂前駅に到着、しかしドアが何時までたっても開きません。しばらくすると、車内放送で「電車が停止位置より先に止まってしまいました。バックしまうのでしばらくお待ちください」それからまたしばらくたち「この電車は自動運転で運行していますので、少々手間取っております。お急ぎのところ申し訳ございませんが、今しばらくお待ちください」と言い終わった途端、ほんの10㎝ほどガタンとバックしドアが開きました。何と優図の効かない自動運転だ!と腹立たしくもあり可笑しくもありと呆れ返りました。最近、自動車の自動運転化が話題になっていますが、この分ですと実用化には越えなくてはいけないハードルがまだまだありそうですね。
そんなこんなで、久しぶりに都心へ出かけると色んなことに出くわします。 完全にお上りさんに成ってしまいました。
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