東京五輪については内外で種々の見地からの批判が強まっておりますが9月上旬には下記の通り 「東京五輪がもたらす危険」と題する著書が出版される見通しとなりました。このたびその編集に当たられた渡辺悦司様から下記案内を頂きましたのでお届けいたします。各方面の25名の専門家が寄稿しており、大変時宜を得た出版と思われます。
内外で反響を呼ぶことが予見されます。
村田光平
(元駐スイス大使)
記
皆さま
渡辺悦司より
すでにご案内いたしましたとおり、私どもが準備しておりました東京被曝五輪に反対する緊急出版、すでに印刷に回っておりまして
まもなく出版されます。
タイトル 「東京五輪がもたらす危険」
サブタイトル 「いまそこにある放射能と健康被害」
編著者 「東京五輪の危険を訴える市民の会編著」
著者・寄稿者・訳者 25名
編集 渡辺悦司
出版 株式会社緑風出版
アマゾンでは取り扱っておりませんので、書店か緑風出版に直接
ご注文下さい。
緑風出版販売部のメールは:sales@ryokufu.com
本書の紹介文は以下のサイトにあります。
出版予定書籍の案内と紹介――東京オリンピックがもたらすこれ
だけの危険、憂慮する科学者、医師、避難者、市民は警告する
(仮題)
http://blog.torikaesu.net/?eid=83 皆さま、ご協力ほんとうにありがとうございました。
東京オリンピックについては、本書を取りまとめた後で、さらに
深刻な事実が次々明らかになってきています。
例えば、テスト大会が行われているスイミング会場の東京「お台
場」の底土は、放射性セシウムにより、91Bq/kgのレベルで汚染
されています(大腸菌レベルや水質の不備は言うまでもなく)。
東京新聞2018年10月17日の記事「東京湾の放射能汚染は今」
https://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/824お台場の近くには、底土汚染が168Bq/kgや189Bq/Kgの箇所も
あります。
しかも、このようなセシウムは「不溶性」の放射性微粒子形態を
とっている可能性が高く、海水に浮遊しているでしょうから、肺内
に吸着すると長期にわたって排出されないでしょう。
本書で分析しております通り、不溶性微粒子は、NHK番組でさえ
70~180倍、欧州放射線リスク委員会ECRRのデータに基づくわれ
われの計算では、外部被曝およびカリウム40の内部被曝の数千
倍も危険なものです。
NHK番組は:
https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3986/ECRRは:
http://www.jca.apc.org/mihama/ecrr/ecrr2010_chap6_9.pdfこれを1個でも体内に取り込めば、選手たちは生涯にわたり被曝
リスクを負うことになります。
このようなところで、世界の選手たちを泳がせて何とも思わない
という日本政府や日本スポーツ界上層部の神経は、何と形容し
たらよいのでしょうか?
決して許してはなりません。
東京葛飾区の水道水も、日本政府の測定でも0.00481Bq/kgの
セシウム汚染が見つかっています(2018年6月の蛇口水の測定)。
原子力規制庁のサイトは:
https://radioactivity.nsr.go.jp/ja/list/194/list-1.htmlこれは一般家庭(年間の水道使用量を30万リットルとすると)で
は、年間に1500Bq程度の汚染を受けるレベルです。
韓国で放射能汚染の危険性から東京オリンピックをボイコットす
べきだとの世論が巻き起こっています。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_5d4be304e4b0066eb70cf8b9このような、福島原発事故の放射能による健康被害とその深刻性について世界的に関心が高まる中で、私どもの出版が、被害に関する科学的医学的認識と避難者の実体験とが、日本と世界の人々の間に広がって行くことに、少しでも役に立つとしたら、これ以上の幸せはありません。