再稼働の緊急停止を改めて訴える梶山経済産業大臣宛メッセージをお届けいたします。
再稼働の緊急停止は待ったなしであること、東京五輪は中止とし、不要となる経費をコロナ対策に回すことなど申し入れております。
皆様の格段のご支援をお願い申し上げます。
村田光平
(元駐スイス大使)
再稼働の緊急停止を改めて訴える 引用元:梶山経済産業大臣宛メッセージ
梶山弘志経済産業大臣殿
令和2年4月21日 村田光平 (元駐スイス大使)
拝啓 再稼働の緊急停止を訴えた失業者の4月19日付安倍総理宛メッセージをお届けいたします。
貴大臣に対しては3月16日付メッセージでもコロナ禍に見舞われている状況下で原発過酷事故が発生すれば日本国家の崩壊すら憂慮される旨お伝えいたしました。このほど原発作業員が感染するに至ったこと、また、玄海原発で大林組の社員にも感染が確認されたことなどにより、再稼働の緊急停止は待ったなしです。貴大臣の格段のご尽力を改めてお願い申し上げます。
新型コロナウィルスのPCR検査が異常に低く抑えられたことの影響が表面化しております。注目されるのはこれが五輪への配慮と無関係ではないとの見方が内外で度重ねて報じられていることです。今後、失業者の増加に伴い社会不安の増大も懸念される状況下で「東京五輪どころではない」との認識が内外で深まりつつあります。
東京五輪が「強行突破」の掛け声で予定通りの開催を目指したことは、放射能無視、コロナ無視であり、不道徳・無責任として内外から非難されました。その開催が中止ではなく延期となったこと自体も福島の放射能被害の危険を無視するものとして批判されております。このほどIOC(国際オリンピック委員会)と東京都の間で延期にかかわる数千億円規模の経費の分担で対立がみられると報じられました。心ある国民にとり、東京五輪を中止することとし、不要となる経費はコロナ対策に回すこと以外の解決はあり得ないと確信いたします。
貴大臣の一層のご活躍と御健康をお祈り申し上げます。 敬具 |